韓国観光公社賞

「韓国」、もうひとつの世界

うめきち 58才(女性)
「私の感じる韓国」は、「もう一人の自分がいる国」です。
2012年オリンピックの年。初めてNHKで韓国の時代劇大河ドラマを見て大きな邀撃を受けました。 このような作品を製作する裏には何があるのだ?から始まりました。

それからというもの、それら創作の要因となるものを調べる為に多くの韓国時代劇ドラマ、映画を見ました。更にもっと深く文化を知るために歴史を勉強するようになり・・・今は韓国語を学んでいます。
韓国で、もっとディープに体感したいと思うようなったからです。 1本のドラマから始まった疑問が、歴史を学ぶと同時に、私の何かを呼び覚ました様です。

実際に、世界遺産や名所、歴史など関わりのある場所や物(遺品)など、実物を見たくなり・・・ 昨年の夏、初めてソウルを訪れることができました。

暑い暑い夏、8月に沢山の地を回りたいと、それはそれは・・・一日中歩きました。 景福宮に始まり・・・昌徳宮、宗廟、雲峴宮、北村、民族村、水原などなど・・・。 タイトなスケジュールで、反省しました。もっとゆっくり身体で感じながら歩きたかったなーと。 初めての訪韓では、旅行会社のガイドさんに色々教えて頂いて観光しました。

宗廟では、永寧殿16室に祀られている英王とそのお妃・方子様の生涯とご尽力に深い思いを回想し、また、昌徳宮の中の楽善斎では 24代王憲宗の孝行心を感じ、楽善斎一帯、いろんな伝説から ロマンと悲劇と郷愁の人生を生きてきた方々の世界を感じることができたように思います。

その後、自分の足で韓国を歩こうーと自力でプランニング。

今年3月、自力韓国旅行決行!言葉もままならないのですが、どこに行っても皆さんがとても親切に教えて下さいました。 バスでは運転手さんが降りる場所を案内してくださいました。
地下鉄ではおばさん達が私の手にある地図を指さして教えて下さいました地方ではバス停が分からず、道行く方に通じない言葉を理解して下さり、バス停を案内してくださいました。
そして3月の宿泊先は3日間、韓屋に泊まりました。韓屋では、チマチョゴリ韓服で過ごしました。
そうなんです。韓服をオーダーしました。それを持参していきました。 日本でオーダーしましたが、生地など韓国からの取り寄せです。ソッチマ、ソッパジ、韓服チマにチョゴリ、ポソンにコッシン、ノリゲにヌンコルン、チョクチンモリ、簪も全て持参して・・・ 韓屋の方々は大変驚かれた様子で、またこんな日本人に感激してらっしゃいました。

いつかは、地方の藁葺き屋根の民族村の韓屋にも行きたいのです!600年前のままを維持し世界遺産となった歴史的な地方の村落・・・いいですね。夢は広がるばかりです。
一生懸命仕事をしている時は、自由な時間がなく旅行もままならなかったのが、退職して初めてテレビを見る時間ができ、旅行に行きたいと思う「地」ができました。

生まれてから、約60年「韓国」という国に全く興味を持っていなかった私ですが、この2年間は、日本にいてもハングル生活に身を投じ(自宅では日本語のテレビは見ず、韓国時代劇、ハングル講座、CDはKPOPまたは韓国語会話、ラジオ)そして、これからも永遠に「韓国」という地に「あこがれ」を持ち続け、ブログを通して“私なりの韓国”を伝えていきたいと思っています。

これが私の「韓国」です。
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