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30『ハゲタカ』

2009年6月5日

今日は、明日6日に公開される映画『ハゲタカ』をご紹介します。

原作は、真山仁さんの小説で、2年前にNHKでドラマ化されました。
テーマは「企業買収」。
ドラマが終了しても、続編や映画化を希望する声がたくさんあり、
映画化が決定したそうです。

ちなみに、私はドラマを一度も見たことがありませんでしたが、
登場人物もわかりやすい設定で楽しめました。
ただ、ドラマを見ていれば、
登場人物のふとした一言やちょっとした行動、表情も深く読み取れたのかなとも思います。

主演の“ハゲタカ”=天才ファンドマネージャー 鷲津政彦を演じるのは、大森南朋さん。
閉鎖的で不透明な日本のマーケットに絶望し、
海外生活を送っていた彼のもとに、かつての盟友が訪れ、こう伝えます。
日本を代表するの自動車メーカーに対する、ある巨大ファンドの買収が明らかになったと。
鷲津は、この危機を救うべく帰国します。
その巨大ファンドのファンドマネージャーは、“赤いハゲタカ”を名乗る劉(リュウ)という男。
玉山鉄二さんが演じています。

この2人のハゲタカの戦いを軸に物語は進んでいきます。

「企業買収」と聞くと、ちょっと難しそうな気がしてしまいますが、
わりとわかりやすく作られていると思います。
でも、より理解を深めたい方は、簡単な経済用語を勉強された方がいいかもしれません。
ちなみに「ハゲタカ」のドラマ版のサイトには、簡単な用語集がありました。

映画全体の感想は、スピード感があって、あっという間に終わったような感じでした。
また、普通は主役に共感しがちですが、私は、この映画に関しては、そうとも限らなくて、
映画を見ながらとても複雑な気持ちになりました。
どう受け止めるべきか、よくわからなかったのです。
でも最後まで見てやっとわかりました。
そして、すでに忘れかけていた最初のシーンとつながりました。
この最初のシーンは、映画本編とは全く異なる雰囲気で、
本編が始まるとふわっと頭から抜けてしまうののですが、
でも、いつでも頭の中に戻せるくらいの認識で受け止めていただきたいと思います。
ですので、絶対に、遅刻をしないようにしてくださいね〜!

yukikotajima 9:10 pm