ビビビとジュルリ
2021年4月15日
今月から木曜graceに新コーナー「シン・トヤマ」がスタートしました。
富山の「新」しいスポットの他、「芯」となるお馴染みの富山もご紹介していきます。
ラジオをお聞きの皆さんからの「シン・トヤマ」情報もお待ちしています。
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さて、今週は、富山の新しいスポット「新富山」をご紹介します。
先週末4月10日(土)に富山県美術館3階にオープンしたばかりの
レストラン「BiBiBi & JURULi(ビビビとジュルリ)」です。
FMとやま新人アナウンサーの「みなこちゃん」こと
水梨子(みずなし)アナと行ってきました♪
(みなこちゃんと呼んでるのは私だけかも。笑)
美術館の中のレストランということで、テーマは「アートとイート」。
アートで感性を“ビビビ”と
イートで食欲を“ジュルリ”と
刺激するような場を目指しているそうです。
メニューにも「アートとイート」が体現されており、
美術館に所蔵されている作品にインスパイアされたメニューもあります。
例えば、カンディンスキーの作品にインスパイアされたという
富山の旬の食材をふんだんに使った“コンポジション”プレートは、
色とりどりの料理が様々な器に盛り付けられているのですが、
なんと、これらの器を並べ替えて楽しむことができるんです。
ポロックの作品にインスパイアされた“アクション・ペインティング”カレーは、
2色のカレーとカラフルな野菜を混ぜることで、見た目と味わいの変化が楽しめます。
このカレーが美味しかった!
トマトソースのカレーと白エビと牛乳がベースのカレーは、
単体でも混ぜても美味でした〜。
運ばれてきた料理をただ食べて終わりではなく、
ひと手間加えることでアート体験になるのですね。
それも誰でも簡単にできるのがいいですよね。
また、アートだけでなく富山にもこだわっているそうで、
食材は県内 15 市町村で生産されているものを、
食器は富山の職人さん達が作った伝統工芸品を使用しているそうです。
しかもオリジナルを。
食器は木のプレートに鋳物、陶器、磁器、ガラスなどがあり、
それぞれの質感の違いはもちろん、見た目と素材のギャップも楽しめました。
例えば、“コンポジション”プレートの白い四角い器は一見陶器に見えますが、
なんとアルミ製なんだとか。確かに持ってみたら軽くてびっくり。
“コンポジション”プレートは器を動かして楽しんでいただくメニューですから
軽い上に割れる心配が無いは安心ですよね。
ちなみに、これらの器はいずれ店内で買えるようになるのだとか。
また、えごまドレッシングや白エビカレーの販売も予定しているそうですよ。
メニュー表も楽しかったです。
まるで新聞のようなメニュー表には、
メニューのほか、富山で作られた食器の特徴や、
コンポジションってなに?アクション・ペインティングってなに?
といったアートに関する言葉の解説などもあり、
読み物としても楽しめました。
これなら、お料理を待つ間も飽きることはありませんよね。
なお、メニュー表は持ち帰りOKです。
そして、このレストランの最大の魅力は、
大きなガラス窓から見える素晴らしい景色です。
晴れた日には青空と立山連峰を眺めながらお食事が楽しめます。
店内にはその青空を彩るアート作品もあります。
安野谷昌穂(あのたに・まさほ)さんのペインティングやモビール型の立体作品です。
安野谷さんは自然の中で見つけたものなどを活用しているそうで
遠くから見るとオシャレな雰囲気ですが、
よーく見ると一つ一つは面白いアイテムが使われています。
「ビビビとジュルリ」は、様々な角度から楽しめるレストランでした。
「でも、アートはよくわからん…」という方でも大丈夫です。
誰でも簡単にアートに触れることができますので♪
私はアートが(詳しくはないものの)好きで
富山県美術館にはもう何度も足を運んでいますが、
今後はこのレストランもセットで楽しんでいこうと思います。
なお、現在美術館の1階TADギャラリーでは、
映画化もされた写真集『浅田家』でおなじみの写真家、
浅田政志さんの写真展「私の2020年」を開催中です。
浅田さんが富山の人々を撮影した写真などが展示されています。
浅田さんの写真って、たった一枚の写真から
動きやストーリーが感じられるので好きなんですよねー。
写真の中の富山の皆さん、とてもいい顔されてましたよ。
観覧無料ですし、ぜひレストランの帰りにでも立ち寄ってみてください。
そして、4月24日(土)からは、
「ポーラ美術館コレクション展—印象派からエコール・ド・パリ—」
が始まります。
モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、マティス、ピカソなどの作品
が勢揃いする超豪華な展覧会です。ああ、早く見たい〜。
なお、「ビビビとジュルリ」では今後、
企画展と連動したメニューも登場するそうですよ。こちらも楽しみ!
ぜひ皆さんも美術館での絵画鑑賞と合わせて、
新しくできたレストラン「ビビビとジュルリ」もお楽しみください。
◎ビビビとジュルリの公式サイトは コチラ
◎富山県美術館の公式サイトは コチラ
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