たまには写真集でも眺めてみませんか?20・21
2009年5月25日
◆『MAGIC(マジック)篠山紀信at東京ディズニーリゾート(講談社)』
誰もいなくなった東京ディズニーランドやディズニーシー。
そこで、キャラクターたちは一体何をしているのか、気になりませんか?
なんと、魔法の力を使って、こっそりその様子を見てきた方がいるんです。
写真家、篠山紀信さんです!
ミッキーたちの日常をカメラにたっぷりおさめています!
ページをめくると、そこには、自然体のキャラクターたちがいました。
写真撮るためにポーズを作っているのではなく、あくまでも自然体。
時々、あえて、撮られていることを意識した写真もありますが、
それはそれで、恥ずかしがっていたり、ふざけていたりして、とても自然!
キャラクターたちの飾らない普段の姿が、そこには、ありました。
写真集をめくった瞬間、私も東京ディズニーリゾートの住人になりました。
一緒に遊ぼうよ〜!と言われているような気がしました。
そして、一日たっぷり遊んで、気が付いた時には、もう日も暮れて夜に。
もうお家に帰って寝なきゃ、と思って、写真集を閉じると・・・
そこには、私のいつもの日常が待っていて、
あ、私、帰ってきたんだな、と気付きました。
まさに、マジック!
素敵なひとときを味わえました。
あなたも、いかがですか?
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◆『すごい空の見つけかた / 武田康男 (草思社)』
気象予報士、高校教諭、そして、気象写真の第一人者である、
武田康男さんが撮影した空の写真、40点余りが掲載されています。
また、写真だけではなく、その空の名前と、
どうやったら見られるかや、綺麗に写真におさめる方法なども載っています。
私自身、空が大好きで、よく眺めています。
とくに、富山は空が広く、空の表情も豊かのような気がするのです。
よく富山は灰色の空が続いて、なんとなく暗いイメージをもたれがちですが、
たしかに冬は灰色の空も多いけれど、それだけじゃない!
灰色が多い分、青空を嬉しく感じるし、
立山連峰があるので、他の地域には見られない、空の景色を楽しめます。
稜線をオレンジに染めた朝の立山。
ピンクに染まった夕方の立山。
他にも、雨上がりの虹など、挙げればきりがありません。
だけど、空を見たときに、名前がわからないこともしばしば。
例えば、空にのびる光のすじ。
よく、神様が降りてきそうだなとか、ヨーロッパの方では「天使のはしご」
などと呼ばれている、あれです。
名前わかりますか?
「光芒(こうぼう)」と言います。
また、「虹」1つとっても、色々あります。
雲が美しく虹色に染まる現象を「彩雲(さいうん)」、
高い空に出ている不思議な虹のことを「環天頂(かんてんちょう)アーク」、
それから、なんと「白い虹」もあるのだとか。
この写真集を教科書に、全ての空をみつけたくなりました。
でも、オーロラだけは、富山では無理ですが・・・。
空好きの方には、是非、見ていただきたい1冊です。
空の写真を綺麗に撮りたい方にもオススメ。
武田さんも書かれていますが、
空は、私たちに二度と同じ景色を見せてくれません。
だから、空に魅了される方が多いのでしょうね。
私も、そんな1人です。
この写真集を見たあとは、空の見方が変わってきそうです。