丁寧な生活を送りたい方におすすめの本を2冊
2021年1月2日
あけましておめでとうございます。
2021年最初のラジオは、ネッツカフェドライヴィンです。
今年も引き続き、graceとともによろしくお願いします。
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さて、今日のネッツカフェドライヴィンのテーマは「習慣」です。
新しい年になって二日目です。
今年はどんなことを習慣化していきたいですか?
去年、世界が大きく変わったことで
これまでの習慣を変えざるを得なくなり、
生活のリズムがなかなかつかめなかった方もいたのでは?
この年末年始も、いつもとは違う日々を過ごしている方も多いと思います。
今年はどんな一年になるのだろう…と思うと不安も尽きないですが、
こんな時代だからこそ、私は「丁寧な生活」を習慣化していきたいなと。
規則正しい生活なのはもちろん、
自分の心にも体にも優しくありたいなと思いまして。
今日は、私と同じように丁寧に日々を過ごしていきたいと思う方に
おすすめの本を2冊ご紹介します。
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まずは、先日発売されたばかりのエッセイです。
『私は私に時間をあげることにした
/レディーダック(著者) 趙蘭水(訳)【SBクリエイティブ】』
著者のレディーダックさんは韓国の絵本作家さんで、
可愛い絵と温かい文章がSNSで人気なのだとか。
本屋さんでこの本を見たとき、まずタイトルに惹きつけられました。
「私は私に時間をあげることにした」という言葉を見てハッとしました。
私は私の時間を大切にしていたかしらと。
レディダックさんは、様々な情報に振り回されがちな今の時代こそ、
自分の速度で歩んでいくことが大事だとおっしゃいます。
ほんわかした絵と優しさあふれる文章で、
ページをめくるたびに心がどんどんほぐれていきます。
たとえば、雨の日はいつも心がやわらかくなるから好きだと言います。
誰かが待ち合わせ場所に遅刻しても気をつけておいでと思えるからと。
確かに、雨の日は「濡れなかった?暖かくしてね!」と相手を気遣うことが多いかも。
雨の日は知らぬ間にみんな優しい気持ちになっているのかもしれませんね。
この本は、イラスト多めで文章も難しくないので、
読書はちょっと苦手という方でも読みやすいと思います。
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もう一冊は、丁寧な生活に欠かせないものである「食」に関する本です。
富山出身の寿木(すずき)けいさんによる
『レシピとよぶほどのものでもない わたしのごちそう365【河出文庫】』です。
Twitterの人気アカウント「きょうの140字ごはん」
で紹介されたレシピに、エッセイも加わった一冊です。
2017年に発売され話題になった本が去年の秋に文庫化されたのを機に
そういえば読んでなかったなと買ってみました。
私は以前からTwitterはフォローしていましたが、
本を読むのは今回が初めてでした。
寿木さんのレシピは、シンプルで簡単なのにお洒落なので作ってみたくなります。
また、文章そのものが滋味にあふれていて、読み物としても楽しい一冊です。
豊かな表現のリズミカルな文章は、
読んでいるだけで心にいい成分が行きわたっていくようです。
たとえば、こんな感じ。
夏がなかったことみたいな、
ひんやり澄ました土鍋がひとつ。
おでん、湯豆腐、炊き込みご飯、
あつあついくつ作ろうか。
乳白色の丸いおしりを
ポンと叩いてあいさつ代わり。
どうですか?
まるで歌のようなかわいい文章です♪
この本には季節ごとのオススメレシピが載っているのですが、
それこそお正月にオススメのレシピもありますよ〜。
たとえば、胃を休める「一年の計スープ」。
これ、私も作ってみようと思います。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね!