18『釣りキチ三平』
2009年3月19日
明日、20日に、『おくりびと』の滝田洋二郎監督、最新作
『釣りキチ三平』が公開となります。
矢口高雄さんの人気コミックの映画化です。
私は、実際にマンガを読んだことはありませんでしたが、
新鮮な気持ちで映画を楽しめました。
なので、まったく知らなくても大丈夫です!
簡単にストーリーをご紹介しましょう。
13歳の三平三平(みひらさんぺい)は、
和竿作りの名人・祖父の一平の指導のもと、
天才釣り少年としてどんどん成長しています。
ある日、アメリカで釣りのプロとして活躍する鮎川魚紳から、
「夜鳴谷の怪物」と言われる巨大岩魚の伝説の話を聞き、
三平や魚紳たちは、夜鳴き谷を目指して出発。
果たして、巨大岩魚を釣り上げることはできるのか〜?
といった感じの内容です。
ここに、東京に住んでいる三平の姉が絡んでくるのですが、
続きは、スクリーンでお確かめ下さい♪
『釣りキチ三平』は、色々な観点で見られる映画ですが、
私は、この映画の一番の魅力は、
須賀健太君のコロコロかわる豊かな表情だと思うのです。
魚を釣り上げる時の、一生懸命な表情、
釣り上げた時の満面の笑み、
ちょっとイタズラした時のやんちゃ顔。
作り笑いなどは一切ない、素直でピュアな感情が、その顔に表れていました。
そして、壮大な自然。
秋田で撮影されたそうですが、この映画は、全編を通して、
日本の現風景とでも言うべき、豊かな自然にあふれており、
その壮大な自然と、ピュアな三平を見ているだけで、
心がゆっくりほどかれていくのを感じました。
人を信じたり、心から1つのことに熱中したり、好奇心をもって突き進んでいったり・・・。
その無邪気さが、とてもまぶしかったです。
そして、もう1人。
渡瀬恒彦さん演じる三平のおじいちゃん、一平も素敵な方でした。
おじいちゃんというより、三平にとっては、友達みたいな感じで、
全然、上から物を申したりしないんです。
ちょっとイタズラ好きなところは、三平にも通じるなぁと、
というか、三平が、おじいちゃんゆずりなのか!(笑)
好きなものを好きと言える強さ。
大人になると、頭でっかちになって、
あらゆることに、いちいち意味をもたせようとしてしまいますが、
そうじゃないんですよね。
わりと何でもシンプルだったりするんですよね!
頭で考え無理やり言葉を探すのではなく、
心で感じた言葉を丁寧に並べればいいのですね。
この映画を見て、私が感じたことです。
あなたは、何を感じるかしら?
公開は、明日20日です。
そして!
主演の須賀健太君のインタビューを今日のgraceで14時〜お届けします。
インタビューアーは、牧内直哉さんです。
是非、お聞きください。