『全国“オンリーワン”路線バスの旅』
2020年9月17日
ここ何年も「バス旅」の番組が人気です。
太川陽介さんと蛭子能収さんコンビによる旅番組
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のヒット以降、
様々なバス旅番組が作られています。
番組を見て、路線バスに興味を持って
バス旅をしたことのある方もいるかもしれません。
今日は、そんなバス旅好きの方におすすめの本をご紹介します。
この本を読むと、きっと路線バスの旅をしたくなると思います。
『全国“オンリーワン”路線バスの旅
/宮武 和多哉(みやたけ・わたや)【イカロス出版】』
著者の宮武さんは、旅行・乗りものライターで、
全国47都道府県の1500路線以上の路線バスに乗車しているそうです。
なんと、稚内から与那国までの路線バスの乗り継ぎを達成しているのだとか。
この本では、日本中の路線バスに乗った宮武さんが
特に印象に残った路線を紹介しています。
本のタイトルに「オンリーワン」とあるとおり、
どの路線バスにも他には無い特徴があります。
例えば、鹿児島にはバスごとフェリーに乗船するという
海を渡る路線バスがあるそうです。
フェリー航行中は、バスから降りて
甲板から桜島を眺めたり、フェリーの名物うどんを食べたりして
のんびり過ごせるのだとか。
宮古島ではレンタカーよりバス旅のほうがオススメなんですって。
バスなら自分でハンドルを握らないので、
「宮古ブルー」の青い海を思う存分楽しめるそうです。
たしかにバス旅なら、外の景色を堪能できますよね。
また、富山県の路線バスも登場します。
県境の街、氷見市脇でのバス乗り継ぎの話題が取り上げられています。
詳しくは、本を読んでください♪
この本は、読んでいるだけでバス旅気分を味わえるのですが、
それだけでなく、お腹も減ります。
本に出てくる路線バスグルメが美味しそうなのです。
駅弁ならぬ、バス弁もあるんですって。
富山から近いところですと、
岐阜の平湯温泉バスターミナル内のレストラン
でバス弁を作っているそうですよ。
いつか食べてみたい〜!
これまでバスは目的地に行くための移動手段の一つとして利用してきましたが、
この本を読んで、様々なバスがあることを知って、
バスに乗ることを目的にする旅も楽しそうだと思いました。
『全国“オンリーワン”路線バスの旅』は、
そんなバス旅の予習ができるのはもちろん、
何より本を読みながらバス旅気分が味わえます。
本のページをめくりながらの妄想バス旅をお楽しみください♪