『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
2020年9月9日
「赤ずきん」はご存じですよね?
祖母の家で祖母に成りすました狼に食べられてしまうというお話です。
今日ご紹介するのは、赤ずきんが様々な事件を解決していく物語です。
なんと赤ずきんは名探偵だったのです!
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
/青柳碧人(あおやぎ・あいと)【双葉社】』
この本は、去年発売され、15万部以上の売り上げとなった話題作
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の第2弾です。
◎『むかしむかし〜』の田島の感想は コチラ
第1弾は、「浦島太郎」や「桃太郎」といったおなじみの「日本昔ばなし」に
ミステリ要素が加わった短編集でしたが、
今回は、西洋の童話がベースの連作短編ミステリです。
クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんが
旅の途中で様々な事件に遭遇します。
事件は「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」
といった誰もがよく知る童話の登場人物たちの周りでおきます。
赤ずきんが出会ったばかりのシンデレラとともに
カボチャの馬車でお城に向かっていたら
途中で男をひき殺してしまったり、
なかなか帰ってこないヘンゼルとグレーテルのお母さんを探しに
兄妹と一緒にお菓子の家に行ってみれば、お母さんはそこで亡くなっていたりと
赤ずきんは行く先々で「死体」と出会います。
そして、赤ずきんがこれらの事件を解決していきます。
連作短編集ですので、一話ずつ楽しめるのはもちろん、
最後には、赤ずきんが旅をしていた理由も明らかになり…
という本格ミステリです。
本の表紙が前作に続き、人気イラストレーターの
五月女(そおとめ)ケイ子さんのシュールなタッチのイラストなので、
ゆる〜いお話を想像される方もいるかもしれませんが、
童話がベースとはいえ、内容は大人向けです。
ですから、おなじみの童話をイメージして読むと、間違いなく裏切られます。(笑)
例えば、「マッチ売りの少女」は、もともとは涙無しには読めないお話ですが、
この物語で赤ずきんが出会うのは、マッチ会社の社長になった少女なんですよ。
まあ、マッチを売っている少女に違いはありませんが。
前作のファンの方はもちろん、前作は未読という方も楽しめると思います。
赤ずきんは、どのように事件を解決し、なぜ旅を続けるのか、
ぜひ本を開いて確かめてみてください。
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