田島の今年のベスト3!
2019年12月25日
今日は、今年最後のユキコレがあります。
ユキコレは、私、田島がオススメの本を紹介するコーナーです。
今日は、2019年最後の放送ということで、
この1年のベスト3を発表します。
その前に。
冬休み中に軽く読める本をご紹介します。
先日、紀伊国屋書店富山店の奥野さんから
「たまにはこんな本はいがか?」
とすすめられたのがこの本でした。
せっかくなので読んでみました。
『もっとオシャレな人って思われたい!/峰なゆか(扶桑社)』
峰さんというと、壇蜜さんの主演でテレビドラマ化された
『アラサーちゃん』でおなじみの方です。
『もっとオシャレな人って思われたい!』は、
タイトル通り、オシャレな人と思われるにはどうしたらいいのか?
について綴られた峰さんのエッセイです。
この本を読みながら、まるで峰さんと女子会をしている気分でした。
わーかーるー!と共感したり、
いやいや、それは考えすぎだって!と突っ込んだり、
いずれにしても楽しく読むことができました。
例えば…
・目を守るためにサングラスをかけたいのだけど、似合わない
・女性と言えば「ピンク」でしょ?といった「ダサピンク」が多すぎる
など。
ちなみに、この本は、お洒落な着こなしを紹介する本ではありません。
どちらかというと、峰さんの失敗談が多めです。
私自身もおしゃれをはじめ、ダイエットや買い物など
今年もなんだかんだで色々失敗を重ねました。
峰さんのエッセイをアハハと笑って読みながら、
同時に私自身の今年の様々な失敗を反省。
新しい年を迎える前にこの本と出合えて良かったです。
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さて、続いては、毎年恒例!
今年、私の印象に残った本ベスト3を発表します!
※本のタイトルをクリックすると、私の感想ブログが開きます。
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★第1位 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー /ブレイディみかこ(新潮社)』
こちらは小説ではなくノンフィクションです。
イギリスに住む著者の中学生の息子について書かれています。
いじめ、喧嘩、差別のある中学に入学した息子君は、
それぞれの問題について真剣に向き合い、
お母さんと一緒に何が正しいのか悩み、考えていきます。
すんばらしい本でした!
全ての人に読んで頂きたい!
年の初めの一冊にもおすすめです。
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★第2位 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び/大島真寿美(文藝春秋)』
読み方は、「うず いもせやま おんなていきん たまむすび」です。
今年の夏に直木賞を受賞した作品です。
タイトルは漢字が並んでいて難しそうですが、内容は難しくありません。
江戸中期の人形浄瑠璃作者、近松半二(ちかまつ・はんじ)
の生涯が描かれています。
この本の何がいいって、言葉のリズムが心地いいのです。
文章がいきいきとしていて、声を出して読んでいるわけではないのに、
息継ぎまでがぴったり合う感じです。
いいライブや面白いスポーツを生で観戦しているかのような
興奮を感じながらの読書は本当に楽しかった!
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★第3位 『彼女たちの場合は/江國香織(集英社)』
ニューヨークに住む14歳と17歳の日本人女子2人の旅物語です。
それも、親には「旅に出ます」という書置きを残して
突然旅に出てしまうのです。行先も行き当たりばったりです。
年末年始、休みはたっぷりあるけれど、
どこにも出かける予定はないなあ…
という方は、旅気分を味わえるこの本を読んでみては?
でも、この本を読み終えた後は、
ふらっとどこかに出かけたくなるかも。
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今年も一年、私の本紹介にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来年からは、毎週水曜にgraceの中でお送りしている
本紹介コーナーがリニューアルします。
これまで同様、第1・3週は、紀伊國屋書店富山店オススメの本を紹介するキノコレ、
第2・4・5週は、私、田島悠紀子オススメの本を紹介するユキコレをお送りしますが、
今後は、毎週、田島の一人喋りで様々な本をご紹介していきます。
1月以降もどうぞよろしくお願いします。
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