地図帳の深読み
2019年12月4日
今日のキノコレで紀伊国屋書店富山店の奥野さんから
ご紹介いただく本は、『地図帳の深読み』です。
●奥野さんの紹介文は コチラ
この本は、100年以上にわたって地図帳を出版し続けてきた帝国書院と
地図研究家の今尾恵介さんがタッグを組み、
「地図帳」ならではの楽しみ方を紹介している一冊です。
スマホ地図ならよく見ている、という方もいらっしゃると思います。
私もそんな一人ですが、この本では、スマホの地図アプリではできない
「深読み」について詳しく紹介しています。
本の中で私が気になったのは、北海道の大きさ。
例えば、本州と比較するとどれくらいの広さなのかわかりますか?
この本によると、「北海道一周旅行」を本州でやろうと思ったら、
東京見物の翌日に仙台から三陸海岸を回り、最上川下りを楽しんだ後は
日光東照宮へ…といった移動だらけの旅になってしまうのだとか。
また、他の国と比べると島国である「日本」は小さい印象がありますが、
実は、197ヵ国のうち61位なので、かなり広いほうなんですって。
とくにヨーロッパに行けば日本はだいぶ大きい国になるそうです。
この本を読んだ後は、地図アプリではなく、地図帳を開きたくなります。
私の中で「地図帳」というと、授業中、気づくと先生の話から離れて
地図を見ながら妄想トリップをしていた記憶があります。
今思えば、そういう時間って結構幸せだったなあと。
あの頃より、だいぶ知識が増えた今、
あらためて地図帳を眺めると、より楽しめるかもしれません。
あなたも次の休日、地図帳をぼうっと眺めてみては?
その際、『地図帳の深読み』もセットでお楽しみください。