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1『禅 ZEN』

2009年1月7日

今日は、今週末10日公開の映画『禅 ZEN』をご紹介しましょう。

今日の『grace』で、高橋判明監督のインタビューをお届けしました。
(インタビューアーは、牧内直哉さん)
私も一足早く拝見しました。

私は、この映画を見る前と見た後では、ものごとの捉え方が大きく変わりました。

大袈裟な〜。と、今、思いました?
思いましたよね?(笑)

それが本当なんです。

映画『禅 ZEN』は、
福井に永平寺を建立した曹洞宗の開祖、道元禅師の生涯を描いた映画です。

道元を演じたのは、歌舞伎俳優の中村勘太郎さん。
そして、ヒロインのおりんを内田有紀さんが演じています。
基本的に派手な色が無い中で、
遊女役の内田有紀さんの鮮やかな赤い着物とその存在が、
映画のスパイスになっていました。
それにしても何て色っぽいんだ・・・。
深みのある色気に、女性の私も釘付けになってしまいました。
牧内さんは、すでに今年?1女優!と興奮されてましたが(笑)、
私も1票投じます!

そんな「おりん」が、「禅」と出会ったことで変化してくのですが、
映画を見ていくうちに、おりんと同じように、
私自身の心にも「禅」が染み込んでいくような気がしました。

中村勘太郎さんは、まるで道元そのもので、
彼のまっすぐで動じない様子を見ているだけで、心が落ち着きました。

そうそう、映画を見ながら、
年末に高瀬神社に取材に行った時に、神社の方に、
「皆、お願いはするけれども、お礼を言わないんですよね・・・」
と言われて、ドキッとしたことを思い出しました。

私も含め、求めるばかりで自分から何かをしているかと言ったら、
していない人が多いんじゃないかな?
自分からすることはせず、されることばかりを望んでいませんか?
そして、してもらっても、それを当たり前だと思い、お礼をしない。
というか、あえてしないのではなく、みんな、忘れているんだと思います。

映画『禅 ZEN』。
どこかに置いてけぼりになっている自分に気づける映画かもしれません。
あなたも「自分」を探しに映画館に行ってみませんか?

yukikotajima 8:13 pm