夏休み中にオススメの本
2019年8月14日
こんにちは。
お盆休み、楽しんでますか?
私は、昨日まで群馬の実家に帰っていました。
新幹線で帰省したのですが、
車内ではずっと本を読んでいました。
今日は、忙しい中でも移動時間や隙間時間に読める本と
夏休み中の学生の皆さんにおすすめの本、
いずれも「文庫」をご紹介します。
まず、大人の皆さんにおすすめなのは、
『5分で驚く! どんでん返しの物語(宝島社文庫)』です。
タイトルの通り、1話5分で読めるお話が25作品収録されています。
ですから、電車の移動時間や寝る前の5分など
ちょっとした隙間時間でも楽しむことができます。
短いお話だと印象に残りにくいのでは?と思われそうですが、
こちらの短篇集は、「最後の1ページ」、「最後の1行」にこだわっているので、
どの作品もインパクトがあります。
また、作品ごとに作家が変わるため、内容はバラエティに富んでいます。
ドキドキしたり、怖かったり、心が温まったり、泣けたりと、
たった5分の物語に心が刺激されまくりでした。
ちなみに、最初のお話は富山が舞台でした。
北アルプスの山奥に特別な料理を提供しているお店があるのだとか。
その料理をどうしても食べたいと思った男性は、
そのお店を目指して山道を進んでいきます。
しかし、場所は黒部川の源流です。簡単に行ける場所ではありません。
果たして男性は、その特別な料理を食べることができるのか、
といったお話です。
どの作品も短いながらも「どんでん返し」を味わえるので、
読んだ後の満足感が高いと思います。
夏の間、本を読みたいけれど、
まとまった時間は取れそうにない…
という方にこそおすすめの一冊です。
気に入った方は、シリーズ化されていますので、
ぜひ他の本も読んでみてください。
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続いてご紹介するのは、夏休み中の学生さんにおすすめの本です。
学生の皆さん!今日は8月14日(水)です。
夏休みの宿題の定番、読書感想文はもう書きましたか?
まだ書いていない…という方は、
まずは、この本から読んでみてはいかがでしょう?
『だれでも書ける最高の読書感想文/齋藤孝(角川文庫)』
そもそも何を読んだらいいかわからない。
感想と言われてもどう書いていいのかわからない。
というか、読書があまり好きではない。
読書感想文が苦手な理由は色々あると思いますが、
これらの悩みもこの本を読めば、きっと解決するはずです。
でも、この本を読むのも辛そう…と思った方!
この本は、まるで齋藤孝さんが語りかけるように
やわかい文体で書かれていますので、お話を聞いている感覚で読めます。
例えば、どんなことが書かれているのかと言いますと、
本の感想は「人に話せれば書ける」のだとか。
面白いテレビ番組を見たら、友だちにそのことを話したくなりますよね?
齋藤さんによると、これが感想を人に伝えることの原点なんだとか。
また、「“なぜ”から始めるとスイスイ書ける」そうです。
なぜその本を選んだのか。
きっと必ず理由がありますよね?
私がこの本を選んだ理由は…から考えると書きやすいそうですよ。
といった感じで、具体的なアドバイスがたっぷり紹介されています。
合わせて「読書の魅力」も。
私も読書が好きなので、齋藤さんの思いに対し、
「わかりますー。私もそう思います!」
といちいち本にむかって心の中で反応してしまいました。
この本は、私のような読書好きの大人や
本を読んだほうがいいのはわかるけれど、実は苦手…という方や
思っていることを人にうまく伝えられないという方にもおすすめです。
ぜひご家族の皆さんで読んでみてください。