寂聴と読む源氏物語
2008年11月28日
先日、読み始めたと書いた、
瀬戸内寂聴さんの『寂聴と読む源氏物語』
を読み終えました。
源氏物語の講義録です。
実際に、寂聴さんが、お話になった内容がそのまま文字になっているので、
本を読んでいるというより、お話を聞いている感じで、
あっという間に読み終えてしまいました。
『寂聴と読む源氏物語』は、
源氏物語に登場する女性たちを1人ずつわかりやすく解説しています。
タイトルを見ただけでも興味がそそられます。
例えば、「最も不幸だった女−紫の上」、「自由な女−朧月夜」など。
「女のプライド」をキーワードに語られる寂聴・源氏は、
1000年前の物語とは思えない、イキイキとした魅力にあふれています。
まるで今を生きる女性の話をしているかのようです。
この本は、源氏物語を知るのと同時に
「女」を知ることができる本かもしれません。
女性の皆さんは、この本の中に、きっと、あなたと同じ女性を見つけることでしょう。
そして、男性の方は・・・覚悟をしてお読みくださいませ。
女は、しなやかそうに見えて、皆、したたかですよ〜。笑
そういえば、私があまりにも熱く語っているのを聞いた、
同期の久和アナから「あさきゆめみし」を読みたい!
といわれたので、ただいま貸し出し中です。
そのうち、久和アナのブログにも感想が載るかも♪
ちなみに、私は、早速、別の源氏物語関連の本を読み始めました。
感想は、また後日!