カササギ殺人事件
2019年5月8日
長いGWが終わりましたね。
私のGWは仕事もしましたが、
前半は関西にプチ旅
後半は群馬の実家に帰っていました。
それから本もけっこう読みました。
私のGW報告はのちほど個人ブログ「続・ゆきれぽ」にアップしますので、
よかったらお読みください♪
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さて、今日のキノコレ(grace内コーナー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は
今、話題の海外ミステリです。
イギリスを代表する作家、アンソニー・ホロヴィッツの
『カササギ殺人事件(上・下)』です。
★奥野さんの推薦文は コチラ
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私もこの本を読みましたので、軽く感想を!
この本の何がすごいって、
先月発表された本屋大賞の翻訳小説部門で1位になった他、
『このミステリーがすごい!2019年版』海外編
『週刊文春2019ミステリーベスト10海外部門
『2019本格ミステリ・ベスト10』海外篇
『ハヤカワ・ミステリマガジン ミステリが読みたい!海外篇』
でも1位になるなど、昨年末のミステリランキングを制覇しています。
さらに、第10回翻訳ミステリー大賞、第7回翻訳ミステリー読者賞でも
1位を獲得しているのです。
『カササギ殺人事件』が、
様々なミステリランキングでことごとく1位になっている話題作です。
さらに、この作品は、著者のアンソニー・ホロヴィッツの
ミステリの女王アガサ・クリスティへの愛に満ちたオマージュ作品です。
ですからアガサ・クリスティファンの方にとっては、
きっとニヤニヤが止まらないと思います。
でも、まったく知らなくても大丈夫!
だって、私も楽しめましたから。
私は読書が好きですが、基本的には日本の作品を読むことが多いので、
恥ずかしながらアガサ・クリスティの作品をしっかり読んだことはありません。
でも、『カササギ殺人事件』を読んだことで、
逆にアガサ・クリスティの作品を読みたくなりましたが。
物語は、鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れて亡くなった家政婦の葬儀から始まります。
彼女の死は不慮の事故なのか、それとも殺人なのか。
さらに、同じ町で新たに人が亡くなり…。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントが死の謎に迫っていきます。
2冊合わせて800ページ近くある長編ですし、登場人物も多いので、
読む前は、ちゃんと読めるかしら?とちょっと不安がよぎりましたが、
そんな心配は一瞬で消えました。
夢中で上巻を読み、最後の1行で「えーーーー!!!」と驚き、
下巻にすぐに手を伸ばしていました。
ところが、下巻に入ってからは、なかなか上巻最後の説明がされないまま、
全く別の話が続いていきます。
その話はいいから、上巻の続きをすぐに教えて!
と思って、ますますページをめくる手のスピードがアップ!
気付けば、その話はいいから…と言っていたほうの話にも夢中になっていました。
楽しい読書時間でした。
GWが終わって、次なる楽しみが見つからない…
という方は是非、この本のページをめくってみてください。
きっと楽しい時間が待っているはずです。
ただし!
寝不足にはご注意を〜。