新年度にぴったりの2冊
2019年4月3日
こんにちは。田島悠紀子です。
2001年のアナウンサー生活からこの春で19年目となりました。
今年度もFMとやまでは
graceの水曜、木曜と土曜のネッツカフェドライヴィン
を担当していきますので、引き続き、よろしくお願いします。
さて、今日のgrace内コーナーのキノコレは、
紀伊國屋書店富山店の奥野さんから児童書を2冊ご紹介いただきます。
◎奥野さんの推薦文は コチラ
私も読みましたので、軽く感想を。
『メシが食える大人になる!よのなかルールブック/高濱正伸(日本図書センター)』
この本は、著者の高濱さんが、
これから社会に出ていくこどもたちに伝えておきたい本当のことを
50の「よのなかルール」としてまとめたものです。
こども向けですが、どちらかというと大人にこそ必要な1冊です!
新社会人の方にはもちろん、ベテランの皆さんにこそ読んで頂きたい。
大人になるにつれ、なんでもわかった気になったり、
自分が一番正しく他人が間違っていると思ったり、
他の人の意見を受け入れなかったりする大人たちのなんと多いことか!
私ももう若手と言えない年齢になってきたからこそ、
この本を読んで、自分がなりたくない大人にならないように気を付けようと思いました。
ちなみに私が大人の皆さんに伝えたいと思ったのは
・すぐに「きらい」「苦手」と言って自分の世界をせばめない
・自分とはちがう意見にも素直に耳をかたむける
そして私自身の心の響いたのは
・合わない人がいるのは「よのなかの当たり前」だと知る
です。
最近、特にそれを感じることが多かったので、はっとさせられました。
新年度にぴったりの1冊です。
大人の皆さんこそ、ぜひ読んでみてください。
***
『身近なモノをなんでも数えてみたくなる!数え方図鑑
/イラスト:やまぐちかおり(日本図書センター)』
こちらもお子さんだけでなく、大人の方にもおすすめです。
様々な者の数え方が載っています。
例えば、「3回」と「3度」では、意味合いが違うのだとか。
「回」はくりかえしおこなわれ、これからも起こる可能性があるものに対して、
「度」は、これっきりという意味が込められているのだそうです。
例えば「3度目の正直」とか「2度目の結婚」はあるけれど、
「回」ではないそうです。
結婚の場合は「回」の場合もあるかもしれないけれど…。
また、人を数える時は
人数がわかればよい場合は「人」で
名前が特定できる場合は「名」で数えるのだとか。
大変勉強になりました。
どちらの本もイラスト付きで大変読みやすいので、
ぜひご家族でお読みください。