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47都道府県女ひとりで行ってみよう

2018年11月17日

今日のネッツカフェドライヴィンのテーマ「ひとり時間」です。

ひとりで過ごす時間は色々ありますが、
ブログをお読みのあなたは「ひとり旅」をしたことはありますか?

私、田島はあります。

私が思うひとり旅のいいところは、
なんといっても自分の思いのままに行動できるということ。

計画を立てても自由に変更できるのが好きです!

また、旅先で様々な方に気軽に声をかけられるのも魅力の一つです。

誰かと一緒だとその人との会話が中心になってしまいますが、
一人だと他の人とゆっくり話ができたり、
実はね…とこっそりいい情報を教えてもらえたりします。

時々、あれこれ質問をし過ぎて、これじゃあ、まるで取材じゃないか!
とハッとすることもありますが…。
職業病です。笑

私の中でひとり旅といったら、
現地の方たちとの交流は楽しみの一つなのですが、
旅の間はなるべく人とふれあいたくない方もいることを
この本を読んで知りました。

それは、イラストレーターの益田ミリさんの
エッセイ『47都道府県女ひとりで行ってみよう』です。

益田さんは映画化もされた「すーちゃんシリーズ」でおなじみの方です。
ちなみに、今週のgrace内コーナー「ユキコレ」では
益田さんの小説『一度だけ』をご紹介しました。

◎『一度だけ』の感想は コチラ

『47都道府県女ひとりで行ってみよう』は、本のタイトル通り、
益田ミリさんが47都道府県をひとりで旅した記録をまとめたものです。

旅のルールは、益田さんが月に一度、
一つの都道府県のみ旅をするというもの。
北陸に来て富山、石川、福井を一気にまわるのではなく
一度に旅をするのは富山だけという感じです。
それも「ただ行ってみるだけ」の旅です。

読んでみてびっくり。
本当にゆるいのです。
まったくガツガツしていません。

有名スポットに行って、その土地の美味しいものを食べて、
旅先でこんないい人に出会ったよ!
という、ありがちな旅ではありませんでした。

おせっかいながら、この旅、大丈夫?と心配になったほどです。

だって、益田さんの旅は、
旅先で誰かとふれいあいたい気持ちがまったくおこならない
「内向的なひとり旅」なんですもの。笑

例えば、何かを体験したり食べたりしたくても、
そもそも人に声をかけることができないのです。
そして、仕方なく諦めていく…。
でも、無理して小さな勇気を使わなくてもいいや、とも思う。

そして、益田さんは旅で無理をするのをやめていきます。

名物だからと言って苦手なものを食べることはないと
デパ地下で自分の食べたいお惣菜を買ってホテルの部屋で食べ始めます。
そして食事代が浮いた分は、足つぼマッサージにまわしています。

つまり、楽しんでいらっしゃるのです!

本を読みながらあることに気付かされました。
私は旅をしている時に「楽しまなきゃ!」
と無理やり思っていたかもしれない…と。

私はお酒を飲むことも食べることも好きだし、
とりあえず有名な所には行っておこうというミーハーな人間なので、
益田さんとは旅のスタイルが異なるけれど、
でも、色々なスタイルがあっていいんだよな、と思いました。

好きなことや心地いいことって、人それぞれ違いますものね!

益田さんの旅は、最初はテンション低めですが(笑)、徐々に上がっていきます。
また、基本的にハイテンションではないため、
美味しいものや楽しいことに出合えた時の嬉しさがわかりやすく
本を読んでいる私まで嬉しくなりました。
益田さんが旅を楽しめるようになってよかった、と
またまた、おせっかいながら思ってしまいました。(笑)

そうそう!
もちろん富山旅のレポートもありましたよ。
益田さんがどんな富山旅をしたのかについては、
本を読んでお確かめください。

益田さんのように47都道府県を月に一度まわる旅は
なかなか真似できないけれど、
でも、私もまたひとり旅に行きたくなりました。
それも欲張り過ぎず、無理せず、自分が心地いいと思う旅に。

さあって、どこに行こうかな♪
そして何をしようかな。
私の心地いい旅とは、どんな旅なのか知る旅に出てみたい。

yukikotajima 10:00 am