ブログトップページはコチラ

富山マラソン

2018年11月1日

昨日のgraceでお話したとおり、
初の富山マラソンは無事完走できました〜!

応援ありがとうございました。

結果はネットタイムで6時間6分

走り慣れている方たちからすれば遅いかもしれないけど、
7時間以内の完走を目指していた私からすれば、よく頑張りました。笑

こちらは前日のエキスポで撮った写真です。

6時間半以内にゴールできればいいなと思ってこの数字に。

このエキスポ、かなり楽しかったです!
日中、仕事だった私は夜に行ったため
ステージイベントは終わっていて見ることはできなかったのですが、
ブースを見て回るだけでもテンションが上がりましたよー。

なんと神社まで!

おみくじもあったので、ひいてみました。
結果はこちら。

本番では、このおみくじがやや当たっていました。
たしかに辛い時間もありましたが、良い方向へ向かい、願いは叶いましたもん!

***

今日は初めて参加した富山マラソンについてレポートします。

朝は富山駅前から直通バスに乗って高岡の会場へ向かいました。
あたたかいバスに乗った瞬間、眠くなりグウグウ寝ていたら
あっという間に高岡へ到着。緊張感ゼロですね。苦笑
窓の外を見たら、雨。いつのまにか降っていました。しかも冷たい雨が。

うわ、どうしようと一瞬焦ったものの、
前日のエキスポ会場で買った
塗るだけで体がポカポカするクリームを全身に塗ったおかげで
寒さに震えることはありませんでした。このクリームすごい!
ちなみに、太陽スポーツのイチオシアイテムです。
また、走っている時もカッパを着ていたので、寒くはありませんでした。

さて、更衣室で着替えて荷物を預けた後、
スタート地点に向かう直前にトイレに立ち寄ったのですが、
女子トイレは長蛇の列。。。
でも、並んでいるときに他の参加者の方と話をしながら楽しく過ごせました!
私がお話したのは、若いけどベテランのランナーさんで、
初出場の私に色々アドバイスをしてくださいました。
中でも「辛い時は遠くを見るのではなく、3メートル先の地面を見て走るといいよ!」
という言葉が今回かなり役に立ちました!

一度、辛い…と思った時にかなり前の方を見たら
どっと疲れが出てしまったことがあったのです。
あまりにも先が長いことに気付いてしまいまして。
でも、目の前の地面を見ながら走ったら不思議と足が前に出ていきました。
やはり何事も今、目の前のことを着実に進めていくことが大事なのだなあと思いました。

本番前にこの女性ランナーさんとおしゃべりしたことで、だいぶリラックス〜。
お姉さん、本当にありがとう〜!

***

今回のフルマラソンは、6時間半のペースランナーをつとめられる
ランニング指導員の田中寿美子先生の後ろを走る予定でした。
田中先生は、これまで私にランニングのことを色々教えてくださった私の師匠です。

こちらは、本番二週間前の練習後の写真です。

私が弱気になった時、先生の優しい笑顔と
「大丈夫よ」の一言にどれだけ救われたことか。
ランニングが好きになったのは田中先生のおかげです。

その田中先生と走る予定だったものの、あまりにも人が多過ぎて
スタート地点で先生を見つけることができず、結局一人で走り始めることに。

周りのランナーの皆さんのペースに引っ張られないよう、
自分のペースを守りながら走り始めたのですが、
沿道の想像以上の声援の多さにビックリ!感動しました。

こちらはスタート地点。

皆さんの声援のおかげで、前半は楽しく走れました。
色々な方とハイタッチをする余裕もありました。
ゲストの有森裕子さんとも何度もハイタッチしましたよー。
ハイテンションな有森さんとハイタッチするたびに
元気が注入されていくようでした。

前半は楽しくて、このまま最後まで頑張れそう♪
と思っていたのですが…
フルマラソンはそんなに甘くはありませんでした。

まもなく難関の新湊大橋というところで、右膝に違和感が…。

実は私、練習中に左膝を痛めて、ずっと接骨院に通っていたのです。
でも今回痛くなったのは左ではなく右でした。
これまで右は痛くなったことはなかったのに!
走るたびに痛みが増していき、どんどん失速。。。
橋を下る頃には、もうリタイアするしかないかもと諦めかけていました。
半分まで走れたし、頑張ったほうだよね。あー、でも悔しい。
などと思いながら、歩いたり走ったりしていたところ、トイレを発見。
膝も痛いことだし、少し休もうと立ち寄ることにしたのですが、
そのトイレの奥に、あったらいいなと思っていたものがありました。
テーピングコーナーです!

スタッフの方に、痛みのある右膝をテーピングでしっかり固定して頂きました。

テーピングをして頂いている間、
飲み物を飲みながら椅子に座って休憩できたことも良かったらしく、一気に復活!
痛みが消えて再び走れるようになりました。
驚くほど足が前に進んでいきました。

そして、30キロ手前の折り返しのコースで
会いたかった田中先生の姿をついにとらえました!
田中先生に追いつきたい、という思いのみで必死に走り続け、
30キロ地点で田中先生にようやく出会えたのでした。
先生に会えた時は本当に嬉しかった〜。

しばらくは6時間半のゴールを目標に先生と走っていたのですが、
先生に出会えた喜びが加わり、ますます元気になった私は、
「私、いけそうなので先に行きます!」の一言とともに
先生のもとを離れ、結局一人でゴールに向かっていくことに。

不思議なもので足がとにかくよく動きました。
走ることに夢中でした。
多分、ランナーズハイになっていたのかもな。
疲れももちろんありましたが、気持ちはものすごく前向きで、
絶対にゴールしたい!という思いがどんどん強くなっていきました。

頭の中が落ち着いて、雑念が無くなっていくのがわかりました。
自分の気持ちがシンプルになっていき、
沿道の皆さんの声援が心にまっすぐ入ってきて、何度も泣きそうになりました。
前半より後半の方が涙もろかったように思います。

サングラスの奥の私の目はずっとウルウルしていました。
ドライアイのため、目薬を持って走っていたのだけど、
そういえば一度も使わなかったな。

残り5キロを過ぎたあたりから、絶対にゴールできるという確信がうまれました。
5キロはいつも走っている距離なので、今の体の状態ならいける!と思えたのです。
たくさん練習してよかったーと、この時初めて思いました。
沿道の声援も再び増えていき、
そんな中、最後の力を振り絞ってゴールに向かっていきました。

そして、ついにゴール!

ゴールした瞬間は絶対に泣くと思ったけど、
それよりも、ホッとしている自分がいました。
再び膝が痛くなることなく無事ゴールできてよかったー!
お世話になった皆さんのためにも本当によかったー!と
応援してくださった皆さんはもちろん、
田中先生をはじめ、私の練習に付き合ってくださった皆さんや
私の膝のケアをしてくださった接骨院の先生方、
そのほか、お世話になった大勢の方たちに対して
感謝の気持ちでいっぱいでした。

フルマラソンを完走したからって大きく人生が変わるわけではないけれど、
でも、大きな自信にはなりました。
そして、新しい自分に出会えました。

よくマラソンは人生に例えられますが、確かにその通りだなあと。
一人で走っていてもひとりぼっちではありませんでした。
エイドの皆さんをはじめ、大勢のサポートに助けられました。
また、テーピングをして頂きながら、
ピンチの時に人に頼ることも大事だと思いました。
それから、人って優しいなーとも。
ランナーを心から応援してくれる富山の方達は本当に優しい!
沿道の皆さんの優しさに触れることで
走っている私の心もどんどん穏やかになっていきました。
あらためて、ありがとうございました。

正直、練習中は両足裏の皮がむけて歩くのさえしんどいこともあったし、
左膝の痛みがなかなか取れなくて焦った時期もありました。
他にも体のあちこちが痛くなりました。
時には私がフルマラソンに出ることに対して嫌なことを言ってくる人もいて、
心が傷ついたことも。。。

でも逃げなくてよかった。
諦めなくてよかった。

フルマラソンを完走したら、もう走るのは当分いいや。
なんて思うのかな?と思ったけど、逆でした。
また走りたいと思えました。

***

そうそう。
当日、私に気付かなかった!
というメッセージがgrace宛にたくさん届きました。
地味ですみませんでしたー。笑

まあ、支給された公式の富山マラソンTシャツで参加していましたものね。
それにサングラスをかけていましたし。

ユッキー、オーラ消しすぎよ!というメールもありましたが、消してませんー!笑
そもそも私自身に華がなかったのですよ。。。
走ることに必死過ぎたのかもな。

来年はもう少し精神的にも体力的にも余裕を持って
存在感のある走りができるよう頑張ります。
3メートル先の地面を見続けるのではなく、
顔を上げて走っても楽しめるくらいの余裕がなきゃね!笑

ゼッケンも数字では無く「ユッキー」にします。

ということで、来年の富山マラソンにもまた出ます!!

***

長い長い私のレポートを読んでくださり、ありがとうございました。
フルマラソンのことを書こうと思ったらブログも長くなるものですね。
これでもまだ短くしたのだけどなー。笑

まだ富山マラソンに出たことのないあなたも来年は出てみませんか?

私は今年初めて出て、本当に良かったです。
色々あったけど、ひとことで言うなら、楽しかったよー♪

富山マラソンの公式サイトは コチラ

yukikotajima 11:33 am