13日公開の映画を3本紹介。
2008年9月11日
今週末は、たくさんの映画が公開されます!
今日は、今週末公開の映画を3本ご紹介します。
◆『パコと魔法の絵本』◆
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督作品です。
舞台はとある病院。患者も医者も看護婦もみなクセあり。
中でも、わがままばかりの老人「大貫」は、病院内でも浮いています。
そんな大貫が、交通事故の後遺症で一日しか記憶をもたない少女パコと出会い、
あることを思いつきます・・・。
おとぎ話のように色彩豊かで非現実的な雰囲気を漂わせていますが、
どこか遠い場所の話ではなく、これは、自分自身の物語だなぁと思いました。
登場人物は、見た目も性格も変わった人ばかりだけど、
全員、自分の心にいるような気がして、他人事じゃなかった。
一見、非現実的なようでいて、
実は、人間の心の内部を剥き出しにしている作品だと思いました。
どうせ子供向けでしょ〜?と思っているような方に見てもらいたいかも(笑)。
◆フライング☆ラビッツ◆
キャビン・アテンダントであると同時に
バスケットボールの選手である女性たちの実話をベースにした作品。
モデルとなったのは、実在のチーム「JALラビッツ」。
私も学生時代バスケ部だったので、楽しみにしていました!
思いのほか、バスケシーンが多くてビックリ。
登場人物の女性たちも、バスケ経験者が多かったことと、
試合中の撮り方が、まるで試合を目で追っているかのようなブレ具合なので、
一瞬、映画を見ていることを忘れそうになりました。
それくらいマジモードでした。
主人公の早瀬ゆかり(石原さとみ)は、
仕事もバスケも恋も同じくらい頑張りたい女性です。
彼女は、話の例えとして、「ラーメンもチャーハンも食べたい」と言います。
この欲張りな考え、女性っぽくないですか?
私も、色々食べたいですもん(笑)。
事実、レディースランチを見てみてくださいよ。
色んなもののいいとこどりですよ!
欲張りで頑張り屋さんで、でも不器用な女性の皆さん、
スクリーンの中に、あなたとそっくりな人がいますよ〜。
◆丘を越えて◆
正直なことを言うと・・・大好きな西島秀俊さん見たさに鑑賞しました(笑)。
もちろん、彼は、悔しいくらい素敵でしたが、
彼のファンでなくても、是非、ご覧頂きたい映画です。
私は、自分が生まれる前の時代が扱われた作品が好きで、
(もちろん時代劇も)よく見ているのですが、
この作品も、飛行機、地下鉄、洋服が登場し始めた昭和初期のお話です。
当時の活気あふれる様子が、スクリーンから、感じられ、
見ているコチラも元気になっていきます。
今は、モノがあふれすぎていて、
新しく何かが出ても、そこまでの感動ってないですよね。
でも、当時は違った。今までに無いものが、次から次へと出てくる。
その時代の流れにうまくのって、さらに先へとどんどん進んでいったのが、
菊池寛の秘書となった葉子(池脇千鶴)でした。
彼女は、聡明で凛としていました。
どっしりしているけれど、女性らしさもあって、
女性の私から見ても「いい女」でした。
男性の扱いが巧いんですよねー(笑)。
一歩引いて男性を立てつつ、実は男性を引っ張っているんです。
いやぁ。普通はあそこまでできないですよー。
テンポもいいし、役者も素晴らしい方たちばかりでした。
映画らしい映画でした。
と、今日は、3本の映画をご紹介しました。
長々と失礼しました!!!
その他、13日公開の『おくりびと』は、昨日の日記をお読みください!
『丘を越えて』は、ファボーレ東宝で、
それ以外は、ファボーレ東宝・高岡TOHOプレックスで公開されます。
映画をご覧になったら、是非、『grace』まで感想をお寄せください!
私もこの秋は、映画をたくさん見ていきたいと思っているので、
一緒に映画話で盛り上がりましょう♪