Mt. Fuji 報告パート2
2008年8月19日
今日は、昨日のブログの続き、
「コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt. Fuji」
の参加報告パート2をお届けします!
昨日は、初日のお話。
樹海の清掃活動についてリポートしましたが、
今日は、2日目のエコトレッキングのお話です。
ホテルを朝4時50分に出発し向かった先は、富士山の3合目。
朝は雲が多かったのですが、すぐに青空が広がりました。
私たちは、朝6時から9時半まで約3時間半かけて、
富士山の3合目〜5合目までを登りました。
この3合目〜5合目の間は、貴重な植生のある原生林が広がっています。
まさに古代の森にタイムスリップしたかのようです。
私たちは、十数人の班に分かれ、
班ごとに富士山クラブのガイドの方から説明を聞きながらトレッキングしていきました。
私たちは1班。先頭でした。
私たちの班のガイドをして下さったのは、昨日の清掃活動に続き、
富士山クラブ環境教育スタッフの三浦・昭十七(あきとし)さん、
通称アッキーさんでした!
穏やかで優しい笑顔と、お茶目な人柄がとても魅力的な方です。
アッキーさんの楽しくためになるお話のおかげで、
楽しみながらエコトレッキングをすることができました♪
富士山の森は、植物が支えあいながら、時には競争しながら、生きているそうです。
激しく倒れている木の幹から新しい命が生まれていたり、
(ちなみにこれを倒木更新といいます)
日の当たり具合で、隣りに並んでいる木でも、育ち方に違いがあったりました。
また、溶岩で覆われてているため、水をためることができない富士山の森の水分を、
コケが吸収し木々の生長を助けているのだとか。
そして、コケは直接日が当たらないように木々に守られています。
アッキーさんのガイドが無ければ、
「緑がいっぱいで気持ちいい〜」
という感想しか持たなかったと思うのです。
一見同じように見える森でも、全然違うんだ、ということを今回改めて実感しました。
さて、トレッキング中、聞こえてくる音は、鳥の鳴き声のみでした。
(富士山にはセミがいないんですって!溶岩なのでセミの卵がかえらないそうです)
その鳥のさえずりが、あるとき、ブ〜ンという車の音にかき消されました。
実は、富士山の5合目のゴールは、アスファルトなんです。
↑これがゴールです。
アスファルトがゴールなのは正直ショックでしたが、
でも、これが富士山の現状なんだなということも実感しました。
←ゴール地点にて。富山チーム+アッキーさん。
富士山は、5合目までは、貴重な植生のある原生林が残っていますが、
それより上は、森林限界で、植物は育たないそうなんですね。
つまり、頂上までは、緑を味わうことができないわけです。
普通、富士山に登る、と言ったら、5合目までは車で行って、
そこから頂上を目指す方が多いと思います。
でも、アッキーさんもおっしゃっていましたが、それは、もったいない!
あの原生林を味わってこそ、富士山を登ったことになるんじゃないかな、と思うのです。
という私も、まだ頂上には登ったことが無いので、
偉そうなことは言えないのですけどね・・・。いつか登りたいと思います!
さて、5合目の様子は、はっきり言って、あまりいいものではありません。
タバコをくわえ、高いヒールで歩く女性。
たくさんの人と、たくさんのお店。
・・・なんか、違う、と思いました。
アッキーさんが5合目が近づいた時に、こんなことをおっしゃいました。
「そろそろ古代の世界から文明の世界の入り口が近づいてまいりました」
5合目が近づくにつれ、登山道にタバコの吸殻のゴミが増えていったのも事実です。
富士山を愛しているのであれば、ゴミなんて捨てられないはず。
でも、私たちが登った原生林をトレッキングすれば、
この森を守らなければ、というか、守りたいという気持ちが自然にわいてくると思うんです。
是非、今後、富士山にいかれることがありましたら、
3合目〜5合目までも登っていただきたいと思います!
さて、2日間にわたってお送りしてきました富士山リポート、いかがだったでしょうか。
富士山について、少しはおわかりいただけましたでしょうか。
私は今回3度目の参加でしたが、今回も行って、本当によかったです。
それから、今回、私と一緒に富山代表として参加してくださった、
ひろゆき君となつきさんも、ありがとうございました。
お2人とも、エコ意識が高く、私自身、お2人から学ぶこともたくさんありました。
今日20歳になった(おめでとう!)ひろゆき君、
以前から率先してエコ活動を実践しているなつきさん、
本当にありがとうございました。
←懇親会にて。左からひろゆきくん、私、なつきさん。
今回も超〜〜〜長文、失礼しました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
●コスモ アースコンシャス アクト のHPにも
詳しいリポートが載っていますので、是非、ご覧下さい!!