女子的生活
2016年11月23日
今日は勤労感謝の日でお休みですが、
のんびりできていますか?
会社の嫌な上司に会わずに済むだけでも
気がラク〜!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
嫌な人ってほんとどこにでもいますよね。
いちいち嫌味を言わずにはいられない人や
都合が悪くなると逆切れする人、
人によって態度ががらりと変わる人など。
あなたの周りにもいませんか?
私の周りにも、もちろんいます(笑)。
特に私は何を言っても大丈夫だろう!と思われているらしく、
ずかずか土足で心に入りこまれることも多々あります。
例えば、
・最近太った?
・結婚せずに好きに生きていていいね
・社長たちの心つかむの、うまそうだよね
・悩み、なさそうだよね
など。
これらのことを言われる度に
反抗したら彼らの思う壺だから絶対に笑顔で返してやるぞと思うのですが、
時々、心に余裕が無い時はつい言い返してしまい
冷静になってから、あああ、負けた…と悔しくてたまらなくなります。
きっと、わかるわかる!と思う女性、いらっしゃるのではないかしら?
ほんっっっと悔しいですよね。
そんな日々積み重なっていくストレスを発散してくれる本があります。
『女子的生活/坂木司(さかき・つかさ)(新潮社)』です。
一見、漫画かな?と思わせる表紙とタイトルですが、小説です。
本の表紙には、手鏡にうつるあかんべえをして舌を出す女性のイラストが描かれ、
本の帯には「好きなように生きてやる!」という宣言が。
これはきっとスカッとしそうだなと思い、本を手に取ってみました。
***
主人公は、アパレルで働く「みき」。
ガールズライフを楽しむために東京に出てきました。
モデルのような体形をいかしたオシャレを楽しんでいます。
仕事は大変だけど、同僚とも仲が良く
時々合コンなどに参加しながら毎日を楽しんでいます。
と紹介すると、ストレスを感じる生活とは無縁そう…と思われてしまいそうですが、
実は「みき」は、ある理由から他人から酷い言葉をよくかけられているのです。
冗談交じりなこともあれば、
ストレートな悪口を投げかけられることもあるし、
味方のふりをしつつも実際は嫌味が込められていることもあります。
「みき」がなぜ他人から色々言われてしまうのか、
その理由は本を読んで確かめてください。
この本にも嫌な奴らがたくさん登場します。
例えば、
・自分に注目してほしくてたまらないかまってちゃん
・他人を見下して上に立つことに喜びを感じる人
・自分と違う感性を持っている人を受け入れられない人
など。
本を読みながら「こういう人、いるいる!」と何度思ったことか。
でも「みき」は、いちいち傷ついていられない!と彼らと戦います。正々堂々と。
よくぞ言った!と何度心の中で拍手を送ったことか。
ちなみに「みき」は怒りをエネルギーにしています。
これ、私も一緒です。(笑)
誰も私のことをわかってくれない…
と一人こっそり涙を流したことのある女性の皆さん、
試しにこの本を読んでみて。
「みき」の言動にスカッとするだけでなく、
嫌な人への対処法も学べますよー。
嫌な奴のことを考えてイライラするより
心が喜ぶことを考えて生きるほうが人生楽しいものね。
私も「みき」のように前を向いて生きて行くわよ!!