また、同じ夢を見ていた
2016年2月17日
今日のキノコレは、
紀伊國屋書店富山店店長の小作さんから、
こちらの本をご紹介いただきます。
『また、同じ夢を見ていた/住野よる(双葉社)』
住野さんといいますと、
デビュー作『君の膵臓を食べたい』が25万部を超えるベストセラーとなりました。
その住野さんに最新作です。
小作さんが、わかりやすく本の紹介をされていますので、
本については コチラ をお読みください。
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私もこの本を読みましたので、軽く感想を。
少しませた小学生の女の子が主人公です。
クラスには友達はあまりいない彼女ですが、
学校を離れれば、彼女には友達と呼べる人たちがいます。
毎日、学校が終わるたびに彼女たちに会いに行き、
彼女たちとかかわる中で成長していく様が描かれています。
私も子どもの頃は生意気だったので、
この女の子との気持ちがわかる部分もあり、
彼女と何度も心が重なりました。
気持ちわかるなあと。
クラスの友だちよりも先生と話をしている方が、実は楽しかったなあとか、
私も図書室で本を借りて読むのが好きだったなあとか、
正しいことをまっすぐ言い過ぎて男子たちを怒らせていたなあとか。(笑)
小学生が主人公だけあって、とても読みやすいです。
小学生の頃の自分を思い出しながら、是非読んでみて下さい。
小学生の自分から教わることもきっとあると思います。
私は、無知ゆえの素直な感動や緊張の連続だったあの頃のあの感覚を
もう一度大切にしたいなと思いました。
心に正直に…。