大いなる陰謀
2008年4月16日
4月18日公開の映画『大いなる陰謀』を見ました。
「アメリカの対テロ戦争」の裏側を様々な立場の人々の視点から描いています。
監督・主演は、ロバート・レッドフォード。
この映画では、大学教授を演じています。
まるで、ドキュメンタリーのような映画でした。
同じ時間に異なる場所にいる様々な人たちが、
「対テロ戦争」をキーワードに一つにつながります。
まず、政治家のオフィス。
大統領への野望を抱く上院議員(トム・クルーズ)は、
国民の支持を得るために、
TV番組のジャーナリスト(メリル・ストリープ)をオフィスへ呼び出し、
アフガニスタンでの新たな作戦の話や、
対テロ戦争への自分の考えを1時間かけて話し、それを報道するよう促します。
本音と嘘の入り混じった二人の白熱した会話は、
それぞれ切りかえしが鋭く、面白い。
また、とある大学では、
教授(ロバード・レッドフォード)が、
才能があるものの授業への欠席があいつでいる一人の学生を呼び出し、
ある二人の元教え子の話を始めます。
教授に反論する学生を見ながら、
こういう生意気な学生、いるよなぁ、と、思わず苦笑い。
その頃、アフガニスタンでは、
教授の教え子二人が、上院議員の発案による新しい作戦の説明を受けていました。
彼らは「世界で起こっているいちばん重要なことに関わりたい」と
自ら陸軍に志願したのでした。
そして・・・。
この映画に出てくる人々は、戦争に対するそれぞれの考えを持っています。
まったく共感できないものもあれば、
一理ある、と納得させられるものもあり、
色々な意味で勉強になりました。
そして。
私自身、戦争反対と、強く思うけれど、
思うだけでは、無関心の人とたいして変わらないのかもしれないと思いました。
例え、自分と反対意見だとしても、相手を知らなければ、自らの主張もできないわけで。
嫌いだから、反対だから、無関心というのはずるい。
私は「無関心」というキーワードが一番心に残りましたが、
この映画は、見る人によって、
気になるポイントも感じ方も大きく変わってくるのだと思います。
あなたは、この映画を見て何を思うのでしょうか?
公開は18日(金)です!