真夜中のマーチ
2007年2月11日
私の愛する作家、
奥田英朗さんの「真夜中のマーチ」を読みました。
簡単にいうと、
友達とはちょっと違う、ひょんなことから出会った3人の若者が、
10億円の強奪を企てて完全犯罪を目指す、という内容。
と、書くと、どこにでもありそう、と思われそうですが、
そうじゃないんです!
だって、毎回何が飛び出すかわからない、
奥田英朗さんが書いたものなんですよ〜!
最初は、イケメンのかる〜い男の子の話かと思ったら、
間の悪い男の子が加わってきて、
気がついたら10億円を盗むことになっていて、
さらに、主人公がいつの間にか・・・あれ〜!?
てな具合です。
まったく想像がつかないって?
それでいいんです。
この作品は、知らないで読んだ方が楽しめます。
奥田さんの、いい意味での裏切りは、本当に快感♪
全体的に、勢いがあって、軽いのだけど、
人物の描き方は丁寧。
そこに、またぐっとくる。
さすが、私の大好きな奥田せんせ♪
スピード感があるので、一気に読めます。
とりあえず1杯の感覚で、
とりあえず1冊、いかが?