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『グッド・シェパード』

2007年10月19日

明日公開の映画『グッド・シェパード』。
アメリカ国民のために諜報活動に身を捧げた男の物語です。

今週の「シネマの細道」で、
ファボーレ東宝支配人・志村教授が絶賛なさっていましたが、
私も見てきました!

イエール大学の学生だった青年エドワード(マット・デイモン)は、
軍にスカウトされ、諜報活動組織(OSS)で、
第二次世界大戦中、諜報任務に従事。
終戦後の冷戦時代、OSSはCIAへと昇格し、
エドワードもその一員として、
家庭を犠牲にして、CIAのために任務を遂行していきます。

映画は、61年までの約30年間が、時代を行き来しながら描かれています。

監督は、13年ぶりにメガホンを取ったロバート・デ・ニーロ。
エドワードの妻役はアンジェリーナ・ジョリー。

トータル約3時間!
長いです(笑)。
でも、あれだけの中身を描くのであれば3時間必要なのかもしれません。

全体的に重厚で淡々としています。
誰を信じていいのかわからない状況は、
見ているこちらにも緊張感が伝わってきます。
逃げ出したくなるような、緊迫した空気が続きます。
不安。迷い。恐怖。不信。
誰を、何を、信じればいいのか。

あまり書くとネタバレになってしまうので、この辺でやめておきます。
最近、夜の訪れが早くなってきました。
秋の夜長、じっくりとこの映画『グッド・シェパード』を味わってみてはいかがでしょうか。

そうそう、
私は、何の知識もなく見てしまったので、ややあやふやなところもあったため、
映画を見終えてから、公式サイトや雑誌などで、
『グッド・シェパード』関連の記事を読みまくりました。
おかげで、読めば読むほど、また見たくなってしまいました。
もしできそうなら、少し映画の予習、もしくはこの時代のアメリカ史を勉強してから、
映画をご覧になると、より深く映画を味わえると思います。

yukikotajima 5:00 pm