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70,71 ミレニアム1

2011年12月13日

やや寝不足です。(笑)
でも、満足度が高いので、心地よい疲労感ですが。

というのも、久しぶりに、明け方近くまで読書に夢中になってしまいました。

私は、本を読む前に、
本の厚さや文字の大きさなどから、
この本は読むのにだいたいこれくらいの時間がかかるかな?
と予想をし、読書計画を立てるのですが、
今回の本は、読書計画なるものは全く役に立たず、
結局、時計を見ることなく、読み進めてしまいました。

先が知りたくて、どうしてもやめられない作品に出会う時というのが、
年に何回かあるのですが、今回もまさにそのような作品でした。

私が読んだのはスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』です。

スウェーデン生まれのこのミステリは、
全世界で6000万部の売り上げを記録していますので、
既にお読みの方も多いかもしれませんね。

実は今またこの『ミレニアム』が、日本でじわじわ人気となっているようです。
というのも、この秋、このミレニアムが文庫化されたからなのです。

先週、12月8日に、三部作の最後、3の文庫版が発売されたことで、
まとめて買われる方が多いようです。

私も今まで読んだことが無かったので、この機会に読んでみました。

まず読んだのは、その1作目、
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』です。

主人公は、月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエル。
彼は、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表するものの、
名誉毀損で有罪になり、『ミレニアム』を離れます。

その直後、ミカエルは、
大企業グループの前会長ヘンリックから、
およそ40年前に失踪した兄の孫娘ハリエットの事件を
調査してほしいとという依頼を受け、ミカエルは、調査を始めます。

また、彼とともに事件を解決することになるのが、
女性調査員リスベット。

さて、ミカエルとリスベットは、
事件を解決することはできるのか?

というお話です。

また、この作品には、ただ事件を解決するだけでなく、
たくさんの人が登場します。

最初は、この人誰だっけ?
と何度も頭にクエスチョンが浮かびましたが、
本の中に登場人物の一覧が折り込まれていたので、
そちらを見ながら、本を読み進めることができました。

ちなみに、途中からは、その登場人物案内もほとんど必要ありませんでした。
なぜなら、皆キャラが濃いから。

様々な謎が複雑に絡みながら、
最終的に一つの答えに繋がっていきます。

また、ただの謎解きだけでなく、
女性調査員リスベットの心がどう変化していくのかを見ていくのも楽しかったです。

なぜ変化したのか、
また、どう変化したのか、については、
是非、本を読んで確認してください。

さあって。
私は、3部作のうちの1作目を読みましたが、
まだまだ3部作は始まったばかり。

早速、今夜にでも2作目を読んでみようと思います。

しばらくは寝不足の日々が続きそうだ…。(笑)

そうそう!
『ミレニアム』は、本国スウェーデンでは、既に映画化もされ大ヒットしたのですが、
なんと、ハリウッド版の映画が、来年2月に日本で公開されるそうです。
主演は、ダニエル・クレイグ。

こちらも楽しみ〜!
公開されたら私ももちろん見ようと思います。

yukikotajima 1:05 pm