68、69 落合さん&澤さんの頭の中は?
2011年12月7日
今日のキノコレ(13:45頃〜オンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店のスポーツ大好き、橋本さんから、
スポーツの世界で活躍されているお二人の本をご紹介頂きます。
◎橋本さんの紹介文はこちら
⇒ http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1490.html
私も読んでみました。
まず読んだのは、私と同い年、33歳の澤穂希さんの本
『夢をかなえる。』
試合中の真剣な表情、
試合後の冷静なコメント、
そして、バラエティ番組などに出演している時の穏やか笑顔など、
様々な面を持っていらっしゃる澤さん。
私と同い年ということもあり、
特に彼女が普段、どんなことを考えているのか、興味を持っていました。
文章からは、あたたかで穏やかな人柄が伝わってきました。
サッカーを通してみる澤さんは、カッコイイイメージですが、
実際の澤さんは、女性らしくて、かわいらしい方でした。
お肌のお手入れもするし、エステもする。
それに、恋愛だってする。
そういう普通の女性の部分も綴らていて、
新たな、というか、素の澤さんを知ることができ、
澤さんを身近に感じられました。
例えば、澤さんの苦手なことの1つは、
「好きな人への告白」なんだとか。
しかも、負けず嫌いの性格も
恋愛においては全く発揮されず、
彼氏のことはだいたい許してしまうのだとか。
かわいい〜!
私は許せないものは許せないもん。(笑)
キリリとしたサッカー選手の顔と、
ふんわりとした優しい女性の顔。
様々な顔を見ることができた1冊でした。
・・・
もう1冊は、中日ドラゴンズの前監督、落合博満さんの本
『采配』です。
落合前監督の「オレ流」と言われるこれまでの言動の理由が、
落合さんの言葉で綴られています。
落合さんの今までの言動に対し、
なぜ、そんな態度なんだ?
なぜ、そんなことを言うんだ?
と思ったことのある方こそ、読んでみてください。
あるひとつのことがらだけを見て、
「勝手なことを言って(して)」
と言っているあなたの方が、
勝手な発言(ふるまい)であることだってあります。
落合さんは、まわりから何を言われようが、
自分の信念を貫き通します。
ぶれない、のですね。
でも、そのぶれない考えには、意味がある。
裏の無い、まっすぐな落合節は、読んでいて爽快でした。
読みながら、私は落合さんのことがどんどん好きになっていきました。
正直、私は落合さんのことを今までそんなに詳しく知りませんでした。
でも、この本を読み、
落合さんの考えを知れば知るほど、
落合さんの言葉に触れたくなりました。
この本は、野球をする人だけではなく、
ビジネスマン、また、何かに対して一生懸命取り組んでいる人、
また、トップの皆さんにも是非読んでいただきたいかな。
きっとあなたが知りたい言葉に出会えるはず。
私もたくさんのいい言葉に出会えました。
例えば・・・
・プロだから見なくてもわかると言う人は、自分が経験した野球で時間が止まっている。
これ、どんな世界でもベテランの方こそ、
気をつけなければいけませんよね。
どんな世界も進化をしています。
それを知ろうともしないことは、自分で世界を狭めているのと同じこと。
プロこそ、自分の目で見ることが大切なのですよね。
・データ頼りになってはいけない。もっとも信頼すべきは自分自身の感性。
さらに、どれだけのデータを持っているかではなく、
大切なのは分析力だともおっしゃっています。
現場を知ろうとせず、過去の経験や、資料やデータなどの紙だけをみて判断する人。
あなたの周りにもいませんか?
私は自分自身への戒めとしても、
この二つの言葉が特に響きました。
・・・
今日ご紹介した2冊は、どちらも今このタイミングで出会えてよかったです。
素敵な言葉にたくさん出会えました。
厳しい勝負の世界、スポーツの世界で、
トップを味わったお二人の心の中を
あなたものぞいてみませんか?