46 『キミは知らない』
2011年8月31日
今日は8月31日。
ぎりぎり夏休みということで、
もしかしたら、女子高校生もラジオを聴いているかな?と思い、
今日は、女子高校生が主人公のミステリー小説をご紹介します。
幻冬舎から今年の5月に出たばかりの大崎梢さんの『キミは知らない』です。
読んだ方たちからは、早くも映像化の要望が多いのだとか。
確かに、この本を読んでいると、
まるで漫画を読んでいるような、
あるいはドラマを見ているような気分になっていきます。
早速どんなストーリーなのか軽くご紹介しましょう。
主人公は、幼い頃に父親を事故で亡くした女子高生。
ほのかに思いを寄せていた男性教師が、突然学校を去ってしまい、
後を追うところから、物語はスタート。
ところが、先生の住む町に出かけたその日から、
彼女はさまざまな事件に巻き込まれてしまうのです。
そして気づきます。
どうやら事件の裏には父の死が絡んでいると。
さて、事件の真相は!?
といった内容です。
本の帯には「超巻き込まれ型、ドラマチックミステリー」とあります。
超巻き込まれ型とある通り、
主人公があれよあれよという間に、様々な事件に巻き込まれてしまいます。
また、出てくる登場人物がみなキャラが濃い。その上、イケメンも多い。
ストーリーも先が読めないドキドキ感とスピード感あふれる展開とくれば、
まるで、漫画やドラマを見ているかのよう。
映像が浮かびやすいのです。
だから、映像化の声も多いし、
大変、読みやすい。
普段、漫画は読むけれど、本はなあ・・・という方にもおすすめですし、
逆に、あまり軽いタッチのものはどうかな?という方も、
いえいえ、本格ミステリー作品として十分楽しめると思いますよ。
だって、軽そうに見えて、
実は、かなりこわいですから。
誰を信じればいいのかわからないのって、こわくないですか?
さ〜って、あなたは、本を読みながら、
主人公にとっての味方と敵が誰なのか、すぐにわかるかな?