3『英国王のスピーチ』、4『ヒア アフター』
2011年2月28日
おーーー!
本日発表されたアカデミー賞。
私もイチオシだった『英国王のスピーチ』が、作品賞ほか4冠を獲得されました。
おめでとうございます。
今日のgraceでも言いましたが、
最近、私が見た中では、ナンバーワンの作品です。
『英国王のスピーチ』は、
イギリスのエリザベス女王の父、ジョージ6世が、
発音障害を克服する姿を描いています。
コリン・ファース演じるジョージを治療するのが、
名優ジェフリー・ラッシュ演じるローグ。
ローグの治療は、一風変わったものばかりで、
ユーモアあふれる治療に、私はくぎ付け。
映画を楽しみながらも、
喋りを仕事にしている身として、私自身、いかせるものは無いかと、
学びの姿勢でローグの話を聞いている自分がいました。
治療をする側とされる側、国王と一般人。
そういったくくりを超えて、お互い同じ人間として向き合い、
プライドを捨てて、発音障害を乗りこえようと努力する、国王ジョージの姿に、
自分自身を重ねて、涙する方も多いかもしれません。
エンドロールを見ながら、
「私には無理」と、あきらめてしまったことが頭をよぎり、
もう一度、自分もチャレンジしてみようかな、と思ったのは、
私だけではないように思います。
本当に素敵な作品でした。
この作品に出会えたことに感謝!
・・・
さて、富山の雪が落ち着いて、再び、映画館に行く回数が増えていまして、
最近は、こちらの作品も見ました。
『ヒア アフター』
「硫黄島」コンビの2人、
スティーブン・スピルバーグ(製作総指揮)と
クリント・イーストウッド(監督)による作品です。
主な登場人物は、
津波で生死の境をさまよい一命を取り留めたジャーナリストの女性、
『インビクタス』に続きイーストウッド作品出演となった、マット・デイモン演じる霊能力者の男性、
事故で双子の兄を失った少年の3人。
それぞれが、誰にも共感してもらえない思いを抱え、
悩み、苦しみ、生きていく様子が、描かれています。
自分の言動に対し、理解してもらえない苦しみ。
きっと誰しも一度は経験したことがあると思います。
中には、まるで映画と同じ経験をされたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
彼らが人知れず抱える悩みに対し、どう向き合っていくのか?
続きは、映画館でお確かめ下さい。
この作品は、設定だけを見ると、
「なんか不思議そうだね」という一言でさらっと片づけられてしまいそうですが、
それは、曲のタイトルを見て、わかった気になっているのと同じです。
実際に聴いてみなければ、どんな曲かわかりませんよね?
ストーリーだけではなく、
登場人物の表情や間や映像などすべてをくるめて味わっていただきたい作品です。
さて、今日は、外国の映画を2つ、いや、午前中に1作品紹介しましたので、
合わせて3作品をご紹介しました。
実は、邦画も色々見ています。
また、後日、ご紹介します。