5 キノベス1位の作品は。。。
2011年1月24日
雪の降る季節は、秋以上に読書に向いているように思います。
雪降る夜はとても静かで読書をするのにぴったり。
さらに、様々な受賞作が発表されるのもこの季節。
読みたい本が増える時期でもあります。
今日のgrace内コーナー「キノコレ(13:45頃〜O.A.)」では、
紀伊國屋書店富山店の朝加さんから、
先日発表されたばかりの直木賞、芥川賞の他、
紀伊國屋書店の書店員の皆さんが選んだ「キノベス2010」についてもご紹介頂きますので、
どうぞお楽しみに♪
私も、キノベス2010で、1位に輝いた本を読みましたので、軽くご紹介。
本のタイトルが書かれているだけのシンプルな黄色の表紙が目を引く、この本には、
16の物語が収められています。
そのどれもが、突然始まって気付くと終わっているような切り取られ方をしていました。
初めて会った人から、あたりさわりない挨拶などは飛ばして、
いきなり核心に迫っていくような話を聞かされているような感じです。
しかも、どう答えていいのか、わからないような内容のお話を。
そんな暴露をされても困る!と、
不器用ながらもあけっぴろげな登場人物たちのふるまいを哀れと思いつつ、
そのひりひりした痛みに気づいてしまう自分もいました。
著者のミランダ・ジュライは、カンヌ新人賞を受賞した映画監督でもあり、小説と言いつつ、映画的。
何本ものショートフィルムを見ているかのようでした。
◆この本が1位となった「キノベス」について詳しくは、今日のキノコレを聞いてね♪
★キノコレについて詳しくはコチラをチェック!
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1152.html