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64.65 たまには絵本を。

2010年11月15日

たまには絵本を。

今日の「キノコレ」は、
児童書担当の冨樫さんから、
クリスマスにオススメの絵本を2冊ご紹介いただきます。
101115kinokore1.jpg

☆冨樫さんのオススメ文はこちら
http://www.fmtoyama.co.jp/program/program_info_1107.html

私も読んでみました。

まず読んだのは「ばすのくりすます」。

全てひらがなです。
そう言った意味では、普通の小説の方が読みやすい。(笑)

でも、絵本は、「絵」本なわけで、
文字だけでは分からない「絵」からの情報も多く、
じっくり隅々まで見ていくと、とても興味深く楽しかったです。

という感想を書いているところが、面倒くさい大人だ。(苦笑)

大人になって、すっかり凝り固まった頭を使って、「ばすのくりすます」を読み、
少〜し頭が柔らかくなった(気がした)私は、続けて「おおきな木」を読んでみました。

こちらは、たしか昔、読んだ記憶があります。
でも、どんな内容だったかは、はっきり覚えていません。

どんな結末が待っているんだ?
と思いながら、ページをめくれば、
シンプルなイラストにシンプルな文字。

最後まで、一気に読んでみて、思ったのは、
情報量が少ない本は、逆に、難しい、ということ。

私が読んだのは、村上春樹さん訳バージョンでした。

その村上さんが、あとがきにこんなことを書いていました。
「物語は人の心を映す自然の鏡のようなもの」

物語は、情報量が少ない分、
読み手の状況次第で、感じ方が大きく変わるのですね。

今の私は、読み終わった後、何ともいえぬモヤモヤが残り、
しばらく「おおきな木」のことが頭から離れなかったのですが、
遠い昔、子どもの頃の私は、読み終わった後、何を感じたのか、知りたくなりました。

お子さんのいる方は、ぜひ、お子さんに感想を聞いてみてください。

私は、この本を子供たちがどのように捉えるのか、非常に知りたい!

今回、2冊の絵本を読んで、
お子さんたちに絵本を読み聞かせるママたちは、
実は、お子さんたちに読んでいるようで、
ママたち自身も色々考えさせられているのかもしれない、
と、思ったのですが、ママさんたち、いかがでしょう?

yukikotajima 9:58 am