12『グラン・トリノ』
2010年3月2日
シアター大都会で、今週金曜日、5日まで、
ワンコイン(500円)上映している映画『グラン・トリノ』を見てきました。
監督・主演は、クリント・イーストウッド。
朝鮮戦争の帰還兵ウォルトと
隣に引っ越してきたアジア系移民一家との交流が描かれています。
こう書くと、とても温かな話のようですが、ちょっと違います。
ウォルトは、昔ながらの人間でとても気難しく、人種差別も甚だしいのです。
家族からも疎まれ、奥さま亡きあとは、一人、ビール&煙草の日々を送っています。
そんな中、隣にすむ少年タオやその姉スーと交流していくうちに、
彼自身の心に変化が生じ…というお話です。
以前、公開された時、見逃してしまって、とても悔んだ作品でした。
でも、まさかスクリーンでまた上映されるとは!とても嬉しかった!
昔ながらの頑固爺さんは、アメリカも日本も変わらないんだな、と思ったら、
ちょっとほほえましく思いました。私は、そういう人が嫌いではありません。
不器用で素直になれなくて、でも、実は、心やさしいウォルト。
そして、時々、こんなキザなことも言ってしまうかわいいところもあるんです。
「おれはこの地球で生まれた最高の女と結婚した」
い、言われたい〜!
さらっと言ってしまうところが素敵でした。
いい映画でした。この映画に出会って、本当によかった。
まだ出会っていない方、シアター大都会で、
今週金曜日までワンコイン上映していますので、おはやめに〜!
それから、『グラン・トリノ』を見たら、
同じくクリント・イーストウッド監督の最新作『インビクタス』も見てね。
と〜〜〜ってもよいので。
私の『インビクタス』の感想は、2月10日(水)のブログに書いてあります。