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5『サヨナライツカ』

2010年1月21日

ここのところ、映画紹介が続いていますが・・
今日も映画の紹介です。

今日ご紹介するのは、今週末23日(土)に公開となる映画『サヨナライツカ』です。

大好きな西島秀俊さんが出演することを知り、
映画の公開が待てず、ちょうど1ヶ月前に原作を読んでしまいました。

ちなみに、原作の感想は、
2009年12月26日のブログにありますので、
もしよかったら、こちらも読んでください。

辻仁成さんの原作を、
『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が映画化しました。
ですので、出演者は日本人でも、間とか雰囲気に韓国っぽさを感じました。
私の勝手なイメージですが、
韓国の作品は、日本人の感覚よりも「間」が長い、
例えば、物思いにふける時間が長いのような気がするのです。
言葉に頼るのではなく。

でも、その間(ま)によって、物語に深みが増されていたように思いました。

それにしても、中山美穂さんは、美しいですね〜。さらに、かわいさもあります。
衣装、メイク、髪型がめまぐるしく変わっていき、
そのたびに、新たなミポリンの魅力を感じずにはいられませんでした。

あ、そうそう、西島さんは、やっぱりかっこよかったですよ。(笑)
でも、ずるすぎて、しゃくにさわりましたが。

そういった、男性のずるさと女性の強さが、いたるところに感じられました。
とくに女性の強さは、こわいです。
自分の感情に素直に行動する強さもあれば、
気持ちを抑えて冷静に行動する強さもあります。

この作品には、
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すのか、それとも愛したことを思い出すのか」
というセリフが何度も登場します。

そのたびに、自分だったら…ということを、皆、考えると思いますが、
私は、できることなら「愛されたことを思い出したい」かもな、と思いました。
もちろん、自分が愛した人から、ということですが。

あなたは、どうでしょう?

この作品は、男性と女性とでは、感情移入するポイントが違うのかもしれません。
男性の方が、せつなさが大きいのかもなあ、と思ったのですが、どうかしら。

映画『サヨナライツカ』は、明後日、1月23日(土)公開です。

yukikotajima 6:08 pm