3『かいじゅうたちのいるところ』
2010年1月19日
今日ご紹介するのは、先週土曜日に公開となった映画
『かいじゅうたちのいるところ』です。
原作は50年近く前に書かれ、
全世界で2,000万部以上を売り上げた
モーリス・センダックの絵本です。
原作は、数分で読めてしまうくらいの短さなのですが、
その作品を役100分の映画にしているため、
原作を知る人にとっても、新鮮な気持ちで見ることができます。
8歳の少年マックスは、ママにもお姉ちゃんにも構ってもらえない寂しさを感じ、
ついには、だだっこになって、ママを怒らせ、家を出てしまいます。
そして、たどり着いたのが、かいじゅうたちがすむ島でした。
そこで、マックスは、自らを「王様」と名乗り、かいじゅうたちとの生活が始まります…。
かいじゅうと言っても、どのかいじゅうも愛らしく、こわさを感じさせません。
とくに、お尻をフリフリふりながら歩くさまは、とてもかわいい。
マックスは、いたずら好きですが、実は、甘えんぼで、寂しがり屋です。
パソコンを使って仕事中のママの椅子の下に寝転がり
ママのストッキングをひっぱりながら甘える様子の、なんてかわいいことよ。
でも、一度、暴れたら、大変です。
ダイニングテーブルの上に立って、ワーワー騒ぐほど、手がつけられません。
絵本がベースになっていて、子どもが主人公のお話ですが、
どちらかというと、大人の方が心にぐっとくるものがあるように思います。
いませんか?あなたの横にも、まるでだだっこの子供のような大人。
もしかしたら、それは、自分自身という人もいるかもしれませんが。
是非、ご家族でご覧になってみてください。