53『パブリック・エネミーズ』
2009年12月8日
今日は、今週末12日公開の映画『パブリック・エネミ—ズ』をご紹介します。
主人公は、1930年代前半の大恐慌時代のアメリカで、
脱獄&銀行強盗を繰り返す、ジョン・デリンジャー。実在の人物です。
彼は、強者からお金を奪っても、弱者からは一銭も奪わない独自の美学から、
国民からは、まるでロックスターのようにもてはやされていました。
また、仲間や愛する女性を大切にするという、人情味あふれる男性でした。
そんなジョン・デリンジャーを演じるのは、ジョニー・デップ。ずるい配役です。
今回は、何も塗りたくられていない、久しぶりの素顔でした。(笑)
ただでさえかっこいい役なのに、デップが演じているため、かっこよさが倍増です。
例えば、一目惚れをした女性ビリーに、
あのクールな眼差しで、まくしたてるように告白するシーンは本当に素敵です。
名シーンです。セリフがいいんだ、これが。
是非、劇場でお確かめ下さい。
あんな風に、考える暇が無いくらいに強引に、ストレートに、気持ちをぶつけられたら、
誰でも、頭ではなく心がストンと受け入れちゃうと思います。
それから、ビリー役のマリオン・コティヤールも美しかった!
そんな美しすぎる2人の障害だらけのラブストーリーときたら、
女性が好きそうですが、その通り。
銀行強盗のお話なので、一見、男性の方が好きそうですが、
たぶん、はまるのは、女性のような気がする。
でも、独身女性の方は、ご注意ください。
見終わった後は、好みの男性のレベルが上がってしまう恐れがあります…。(苦笑)
『パブリック・エネミ—ズ』、公開は12月12日(土)からです。