51『パイレーツ・ロック』
2009年11月29日
心が躍り放しでした。
こんなに心が解放されたのはいつ以来だろう。
映画を見ている時の私は、とっても素直でした。
混じりっけ無しのピュアハートですよ!
大人になると良くも悪くも色々なことが分かってきて、
自分で心の幅、感情の幅をコントロールしてしまいがちじゃないですか?
勝手に幅を狭めておいて、毎日つまらない、だるい、と言っていませんか?
私も少なからず、そういう部分はありました。
でも、この映画を見るや否や、私の感情を抑制していた高い堤防が決壊し、
どこまでも自由になったように思いました。
私もスクリーンの中のラジオリスナーと同じ顔をしていたと思います。
終始、笑っていました。
そして、最後のとあるシーンでは、号泣。
じわじわなんてもんじゃなかったです。
夏の夕立並みの涙です。
ピカッと心に稲妻が光ったと同時に、ドバドバドバ〜という感じ。
でも、その後は、私の心には雲ひとつない青空&キレイな夕日が広がっていましたが♪
と、いきなり、暑苦しい感想から入ってしまいましたが、
映画『パイレーツ・ロック』は、本当に良かったです!
簡単にストーリーをご紹介しましょう。
1966年、ブリティッシュ・ロックが全盛だった頃、
イギリスでは民放ラジオ局が認可されていませんでした。
そんな中、イギリスの法律が適用されない北海で、
停泊した船の上から放送する海賊ラジオ局、その名も「ラジオ・ロック」が、
1日24時間ロックを流し続け、国民から絶大な支持を得ていました。
個性豊かなDJたちの自由で熱いDJに、興奮せずにはいられませんでした。
音楽が好きで、ラジオが好きで、そして、女好きな(笑)DJたち。
ラジオを心から楽しみながら聞いているリスナーの皆さんの表情も印象的でした。
私も同じラジオで仕事をする身として、学ぶべき点が本当に多かったです。
あのスタイルを真似することはできませんが、
仕事への取り組み方、信念は、真似していこう、というか、
大切にしていきたいと心から思いました。
それにしてもスカ〜ッとしました!
映画『パイレーツ・ロック』は、
TOHOシネマズファボーレ富山で、
12月11日(金)までの期間限定上映です。
たぶん、私は、もう1回、見に行きます。
間違いなく、私が今年見た映画ベスト3に入る映画です。