『いのちをまもる図鑑 最強のピンチ脱出マニュアル』
2024年10月16日
10月になってだいぶ過ごしやすくなりましたね。
外を走ったり、お散歩をしたりする方を見かけることも増えてきました。
連休中はピクニックを楽しんだ方もいるかしれません。
でも、外で過ごす際は気を付けなければいけないことが色々とあります。
例えば、これからの季節はクマに注意が必要ですし、
突然、スズメバチが飛んでくることもあるかもしれません。
また、涼しくなったとはいえ、熱中症の心配もあります。
危険は意外と身近にあるものです。
では、どうしたらその危険から身を守ることができるのでしょう。
今日は、あらゆる危険から「いのち」を守る方法が学べる図鑑をご紹介します。
『いのちをまもる図鑑
最強のピンチ脱出マニュアル』
監修:池上彰/今泉忠明/国崎信江/西竜一
文:滝乃みわこ
イラスト:五月女ケイ子/室木おすし/横山了一
【ダイヤモンド社】
7月の発売以来、話題になっていますので、
すでにお読みの方もいらっしゃるかもしれません。
この本は、ジャーナリストの池上彰さん中心に、各分野の専門家が監修した、
あらゆる危険から「いのちを守る」方法が紹介された一冊です。
図鑑とありますが、ほぼ漫画です。
漫画や楽しいイラストで目で見て理解できるようになっていますし、
漢字にはフリガナもふってありますので、
お子さんでも楽しみながら読むことができます。
というか、どちらかというとお子さん向けです。
池上さんは、いのちを守るのは「正しい知識」と言います。
また、知識をアップデートすることも大事だと。
今では間違っている昔の常識もありますので、
大人の皆さんもこの本を読んで
最新の知識に上書きしていただけたらと思います。
たとえば、昔は鼻血が出たら上を向くといいと言われていましたが、
それだと鼻血が喉に流れるのでNGなんですって。知ってましたか?
*
さて、身の回りの危険といっても色々とありますが、
この本は、危険生物、自然・災害、ケガ・事故、犯罪、そして身の回り
の危険からいのちを守る方法が全部で76個紹介されています。
例えば、危険生物からいのちを守る方法では、
「クマが出た」「スズメバチが飛んできた」時の対処法がのっています。
ちなみに、自然界では「異世界に転生した気分で過ごす」のがいいのだとか。
くわしくはこの本を読んでいただきたいのですが、
それくらい危険が多いということです。
他にも「公園で遊んでいるときにカミナリが迫ってきたらどうしたらいい?」
といった自然災害から、
ケガや事故、不審者や闇バイトなどの犯罪、
今どきのフェイクニュースやSNSに関するものまで、
様々な危険を回避する方法が載っています。
中には「好きな人にふられたらどうしたらいいの?」や
「授業中トイレに間に合わなかったときは?」など、
なかなか人には聞きづらいけど知りたい、といったものも。
この「身近な危険」の対処法は大人の私も大変勉強になりました。
対処法がずばっとわかりやすいのがいいなあと思いました。
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わからないことは怖いことです。
でも、いざという時にその対処法を知っていたら安心です。
まずは「知ること」が大事です。
お子さんはもちろん、大人の皆さんもぜひ読んでみてください。