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60「そして誰もいなくなった」

2009年11月2日

アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を読みました。

私は、本は好きと言いつつ、読んでいる本は、最近の本が多く、
過去の素晴らしい作品は、タイトルは知っていても、読んだことのない本だらけです。

本屋さんに行けば、常に最新本コーナーには、
面白そうな本が並び、限られた時間の中で読もうと思うと、
ついついそちらから読んでしまうのですが、
でも、たくさん本を読んでいれば、
やっぱり本のパターンのようなものもわかってきて、
きっと、過去の何かの作品を意識しているのだろうな、
と思えることも多々あります。

でも、その元ネタがわからない…。

そこで、ちょっとずつですが、過去の名作も読んでいこうと思いまして、
まずは、この作品から始めてみました。

アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』。

まあ、この作品ついて私があれこれ述べる必要も無いと思いますが、
とにかく面白かったです!
先の展開や登場人物の心の変化にドキドキしながら、
あっという間に読み終えてしまいました。
ここで終わりかな?と思って、その続きは、あとがき感覚で読んでいたら、
まだ物語は続いていて、衝撃の事実が明らかになって、、、
と、一人興奮状態の中で、最後の1ページまでを無我夢中で読み続けました。

私が、今まで海外モノを読まなかった理由は、
登場人物や地名のカタカナが苦手だからなのです。
どうしても覚えられない。
(実は、映画も名前ではなく顔で覚えている程度です)

それは、高校1年生の時の世界史の授業で気付いたのでした。
まったく覚えられない・・・と。
そして私はすぐ日本史1本にしぼることを決意。
そのため、今でも世界史の知識に疎いのです…。
話を元に戻します。

だから、今回も最初は、
本の表紙裏に書かれた登場人物の名前を何度も確認していたのですが、
いつからか、す〜っと作品の世界に没頭している私がいました。

これなら、海外作品も読めるかもしれない。
と、15歳の時の世界史の授業以来の苦手意識が、少し、緩和されたように思います。

カタカナに慣れ始めたら、いつか、
「大人の世界史の教科書」でも、読んでみようかな…。

yukikotajima 10:19 am