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富山出身の山内マリコさんの新作『一心同体だった』

2022年6月8日

今日の13時45分頃からのgrace内コーナー「ユキコレ」は、
富山市出身の作家、山内マリコさんにお電話をつないで、
先月発売されたばかりの小説『一心同体だった』についてお話いただきます。

ぜひ山内さんへの質問&メッセージをgrace宛にお寄せください♪

◎メッセージは コチラ

『一心同体だった』は、山内さん自身、
「自分のベストと胸を張って言える本になった」とおっしゃる自信作です。

たしかに大切に作られた一冊であることは、本を読む前から感じられました。
というのも山内さんは本の装丁にも毎回力を入れていらっしゃるのですが、
今回も素敵な装丁なのです!

なんと言っても手触りが最高でした。

私はカバーを外して本を読んでいるのですが、
その見た目や質感から、まるで日記帳のようだわと思いました。

そして、最後まで読んで感じことは、これは「私自身の日記」だったということ。
まるでどころか、まさに「私の日記帳」ではないかと。

私は山内さんさんと同世代ということもあり、
私にもこういうことあったなあと何度も自分と重ねてしまいました。

そして、かつて仲良くしていたものの
今は連絡先も知らない友人たちのことを思い出しました。

『一心同体だった』は、1990年から2020年までの30年が描かれています。
1990年の10歳から始まって最後は2020年の40歳の女性が主人公です。

それも一人の女性の物語ではなく、
女性たちの友情がバトンリレーのように繋がっていく連作短編集です。

主人公の友人が次のお話の主人公になるといった具合に、
お話ごとに主人公が入れ変わっていきます。
つまり、友達の友達のお話が続いていきます。

みんな異なるキャラクターなのだけど、
不思議とそれぞれ自分と重なるところがあるのが面白かったです。

また、この本には今の女性の本音が詰まっています。大事なのは「今の」です。

あなたが思う「女ってこうでしょ?」というその考え、
もう古くなっているかもしれませんよ。

ドキリとした方は、この本の女性たちの話に耳を傾けてみてください。

今日のgrace内コーナー「ユキコレ」では、
著者の山内さんから『一心同体だった』について
たっぷりとお話頂きますので、お楽しみに〜!

yukikotajima 12:12 pm