『2040年の未来予測』
2021年7月7日
2021年も半年が過ぎました。
今年こそ何かを始めたいと思いながらも
何もできないまま気付いたら半年が過ぎてしまった。
いや、半年どころか、もう何年も経ってしまった。
という方もいるかもしれません。
ここで質問です。
今から20年前、あなたはどちらで何をしていたでしょうか。
20年前はだいぶ前に感じますか。
それともついこの間でしょうか。
今日ご紹介する本は、今から約20年後の
2040年の未来を予測した本です。
『2040年の未来予測/成毛眞(なるけ・まこと)【日経BP】』
元日本マイクロソフト社長の成毛さんが書かれたこの本は、
今年1月に発売されて以来、すでに13万部を突破している話題作です。
先月開催したgraceのマネーセミナーでも
ファイナンシャルプランナーの先生がすすめていらっしゃったので、
私も読んでみることにしました。
20年後の話の前に、20年前と今を比べてみると、
どうでしょう?あなた自身はどんな変化がありましたか?
変わらないものもあれば、変わったものもたくさんあります。
特に大きく違うのはスマートフォンの普及です。
私もスマホの無い生活なんて考えられません。
電話以外にもビデオ通話にメール、検索、買い物もできますし、
音楽もラジオも聞けます。
映画もドラマもスポーツの試合も見られます。
また、私の場合、アクセント辞典や国語辞典も入れているので
辞書としての役割も果たしています。
でも、日本でiPhoneが発売されたのは、2008年の7月。
20年どころか、今からたった13年前のことなんです。
スマホ以外にも、Uber Eats やSpotify、Netflixなどの
新しいテクノロジーの登場によって生活様式が大きく変わりました。
でも、この新しいテクノロジーが登場したときというのは、
多くの人が反対するそうです。
例えば、カメラ、映画、テレビゲームも
当初は受け入れられなかったそうです。
今やすっかりおなじみなのに。
だからこそ、この先、新しいテクノロジーに対して
いち早くその可能性に思いを巡らせられる人には
チャンスがあると、成毛さんはおっしゃいます。
できることなら私はそのチャンスをつかみたい!と思い、
『2040年の未来予測』を読んでみました。
この本では、衣食住から年金・税金・医療費といった未来の経済、
気象にいたるまで様々なカテゴリーの2040年を予測しています。
具体的には、
・お札はなく手ぶらで買い物に行くのが主流になっている
・空飛ぶクルマが当たり前になっている
・就職に学歴が関係なくなる
・医療技術はAIのおかげで格段に進歩する
そうです。
生活が便利になったり医療が進歩したりするのは嬉しいことですね!
その一方で、高齢者が増えることでの問題も挙げています。
働き手不足、年金、医療費、GDPの減少など。
この先、日本はお先真っ暗なのか…と思ってしまうような話題が続きます。
でも、暗いだけではありません。
成毛さんはあるものによって問題がカバーできるとおっしゃいます。
その「あるもの」についてはぜひこの本を読んでお確かめください。
この本を読んで何を感じるかは人によって様々だと思いますが、
私は読んで良かったです。
大変勉強になりましたし、私自身は明るい気持ちになれました。
本の帯に「知っている人だけが悲劇を避けられる」とあります。
今もすでにそうですが、この先は知っている人と知らない人の二極化が
ますます進んでいくように思います。
大人になればなるほど世の中を知った気になってしまいがちですが、
今までの知識だけではこの先、取り残されてしまいますよー。
成毛さんによると、この先、生き残るのは優秀な人ではなく、
〇〇に××した人だそうです。
生き残れるのはどんな人だと思いますか?