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ジュディ 虹の彼方に

2020年3月18日

昨日、映画『ジュディ 虹の彼方に』を見てきました。

『オズの魔法使』の主人公のドロシー役で知られる
ミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、
47歳の若さで亡くなる半年前の1968年に行った
ロンドン公演の日々を描いた伝記映画です。

主人公のジュディを『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズでおなじみの
レネー・ゼルウィガーが演じ、アカデミー賞の主演女優賞を受賞しました。

ブリジット・ジョーンズでは、ぽっちゃり女子でしたが
今回は、がりがりに痩せていて、まったくの別人!
映画を見ているときは彼女が演じていることすら忘れているほどでした。

映画は、輝かしいスターではなく
仕事どころか住む家もない落ちぶれたジュディの姿が描かれています。

そんな彼女にロンドン公演の依頼が舞い込み、彼女は連日ステージに立つことに。
しかし、ライブ直前になって出ることが怖くなってしまうのです。
とはいえ、やはりスーパースター。
一度ステージに立つと、一瞬でスターの輝きを放ちます。

彼女は少女の頃から、ダイエットや睡眠不足解消のために薬を飲まされ続けます。
その薬が原因で不眠や神経症に悩まされています。
とにかくボロボロなのです。

『ジュディ』は、彼女が亡くなる直前におこなったロンドン公演の日々が描かれた映画です。

歌はレネーが実際に歌っているのですが、大変素晴らしい歌声です。
私はあるライブシーンで涙がじゅわっとあふれてきました。
それは映画にではなく、ジュディのライブに感動しての涙です。
いい映画でした。

今度久しぶりに映画『オズの魔法使』も見てみようかな。

◎映画『ジュディ 虹の彼方に』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 12:17 pm

ソール・ライター

先日、家にいながらアートを堪能しました。
私は美術館に行って作品を鑑賞することが好きですが、
家で図録を好きだなけ眺める時間もいいものですね。

今日ご紹介する本は、紀伊國屋書店富山店の芸術書担当、
冨樫尚美(とがし・なおみ)さんのオススメ本です。

『ソール・ライターのすべて』
『永遠のソール・ライター』

いずれも写真集です。

まずは、冨樫さんの推薦コメントです。

***

ニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターは
2017年日本で初めて回顧展が開催され反響を呼びました。

そして、2020年『永遠のソール・ライター展』の開催と同時に
新たに写真集が出版されました。

映画のワンシーンのようなその表現は誰しもが魅了されるはずです。
彼が愛した空気と時間を写真集で共有してみてはいかがでしょうか

***

ソール・ライターは、
『ハーパーズ・バザー』『ヴォーグ』など
多くのファッション誌で活躍した写真家で、
カラー写真のパイオニアとも言われています。
1923年に生まれ、2013年に亡くなっています。

冨樫さんもおっしゃっている通り、
日本では、2017年に初めて回顧展が開催され話題となりました。

そして、「永遠のソール・ライター」展が今月上旬まで開催予定でしたが、
残念ながらコロナの影響で途中で中止となりました。

今日ご紹介するのは、回顧展の公式図録でもある写真集です。

ライターの写真は、きっと富山の皆さんの心に響くと思います。
というのも、雨や雪の写真が多いのです。
雨や雪というと、どんよりとしている印象をいだきがちですが、
ライターの写真は違います。

例えば、2017年の写真集『ソール・ライターのすべて』の表紙の写真は、
雪景色の中の傘の赤が目を引くお洒落な一枚です。
しかも上から見下ろすように撮っているのが印象的です。

一方、最新の写真集『永遠のソール・ライター』の表紙の雨の写真は、
一見、印象派の絵画のようにも見えますが、
よく見ると雨に濡れた窓越しの写真であることがわかります。

雨に濡れて視界がはっきりしていないのだけれど、
窓の外には人がいて奥には黄色いタクシーが見えます。
また、窓の雨粒がとてもリアルな質感で、触ったら濡れそうなほどです。

実際、ライターは

「雨粒に包まれる窓のほうが、よっぽど有名人の写真よりも面白い」

と言っています。

ライターの写真は、車や建物のガラス越しや高い位置から撮っているため、
一体これは何だ?と思うようなものもあり、
写真を眺める時間が必然的に長くなります。
でも、何を撮った写真なのか気付いた時の喜びがもれなく味わえます。

写真集には、写真のほかライターの言葉も添えられています。

例えば、ライターの写真は自宅周辺で撮ったものが多いのですが、

「神秘的なことは馴染み深い場所で起こる。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないのだ」

「重要なのは、どこで見たとか、何を見たかということではなく、
どのように見たかということだ」

とおっしゃっています。

ライターがどのように自宅周辺を見たのか、
気になる方は写真集をご覧ください。

なお、最新作の『永遠のソウル・ライター』には、
様々なポートレートや世界初公開となる作品も収録されており、
こちらも楽しく見ることができます。

そして、東京では途中で中止となったライターの回顧展ですが、
今のところ4月から京都の美術館「えき」KYOTOで開催される予定です。

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<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>

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えほんやさんフェア
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馴染深いえほんのキャラクターたちが可愛いグッズになりました。

はらぺこあおむしノンタン11ぴきのねこなど
数多くのキャラクターたちが勢ぞろいしています。

ぜひ愛らしいキャラクターたちの姿をご覧ください。

期間は3月末までです。


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ドン・ヒラノブックカバーフェア
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紀伊國屋書店富山店でお馴染みの
ドン・ヒラノブックカバーのフェアを開催中です。

可愛いものから落ち着いたものまで様々なブックカバーがありますので、
きっとあなたのお気に入りのブックカバーが見つかるはず♪

なお、今回のフェアでは、商品売上金の一部が
東日本大震災によって被災した地域への学習支援金として寄付されます。

期間は4月30日までです。


<紀伊国屋書店富山店>

住所:   富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号:   076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00

HP:   http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

yukikotajima 11:41 am