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御社のチャラ男

2020年2月26日

あなたの職場に「チャラ男」はいますか?

今日ご紹介する本は、『御社のチャラ男/絲山秋子(講談社)』です

この本に登場するチャラ男は、とある食品会社で働く44歳の三芳部長です。

物語は、三芳部長と同じ職場のメンバーや奥様など
彼をとりまく方たちが次々に登場し、
彼について語るスタイルで進んでいきます。

人によって三芳部長の印象は様々ですが、
共通しているのは「チャラ男」という認識です。

例えば、
・この人の話すことはコピペ。雑誌やネットの受け売りで自分が無い。
・自分の言葉と妄想に酔っている
など、社内での評価はあまりよくありません。

もし自分と同じ職場に三芳部長のようなチャラ男がいたら
私はできれば一緒に仕事をしたくないかなあ。

でも、いいところもあり、
年上女性からは「ダメダメな割に憎めない」とも言われています。
フレンドリーなのは彼のいい部分です。

この物語にはチャラ男自身の語りもあるのですが、
それを読む限りでは、確かに悪い人ではないような気が。

そして気付かされます。
人の噂って怖いなあと。
みんなが「あの人はね…」と噂すれば、
その人のことを良く知らなくても
噂だけで印象が決まってしまうのです!

そう、この本は噂話で成り立っているのです。

この本を読みながら、私はこの食品会社の社員の一人として
次々に様々な社員とチャラ男の噂をしている気分でした。

また、様々な人が登場しますので、
自分の感覚や状況に近い人もいれば、全くタイプの異なる人もいます。
そういった自分とは違う考えに触れることができるのも本ならではです。

人の本音はなかなかわかりにくいものですが、
小説の場合、堂々と頭の中を覗けるのが最高です!

タイトルに「チャラ男」とありますので、
物語もチャラいのでは?と思われそうですが、そんなことはありません。

最初は、社員の皆さんのチャラ男の愚痴物語かなと思ったものの、
徐々にチャラ男の存在感は薄くなっていき(というか慣れていき)、
登場人物それぞれの物語の印象が強くなっていきます。
そして、最後は予想もしていなかった結末が待っていました。
大変面白かったです!

それから、富山がお好きな絲山さんらしく富山の話題も出てきますので、
富山の皆さんはニヤニヤしながら楽しめると思います。

***

<紀伊國屋書店富山店からのお知らせ>

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場所は、実用書売場です。

<紀伊国屋書店富山店>

住所:   富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号:   076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
店休日:  2月26日(水)

HP:   http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

yukikotajima 11:43 am

気まぐれな朗読会2020

2020年2月25日

2月22日(土)は「気まぐれな朗読会2020」でした。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

気まぐれな朗読会は、
気ままプランの廣川奈美子さんと
graceの私、田島でお届けしている朗読会で、
今回で4回目の開催でした。

去年の朗読会の模様は コチラ

***

今回も三部構成でした。

一部は、高志の国文学館の新元号「令和」記念コーナー
で紹介されたガイドペーパーを美しい映像とともにご紹介しました。


二部は、「せつない星座物語」と題して
『せつない星座図鑑(三才ブックス)』をベースに
星座と神話の物語を朗読。

え?田島どしたの?なんて言わないで。笑

「愛と美の女神アフロディーテ」です。笑

アフロディーテ役の田島がそれぞれの星座物語を読み、
その横では、気まぐれな朗読会ではすっかりおなじみの
富山で俳優をなさっている室田勝さんが、
ゼウスをはじめ、さまざまな神様を演じました。

こちらは、ゼウスとアフロディーテ。
だから、田島どした・・・?と言わないで。笑

そして、廣川さんは占い師役として登場し、
今年の運勢を紹介しました。

ちなみに、占いは開運セラピストはるさんが
この朗読会のために占ってくださいましたので、本物です!


三部は、私と廣川さんがそれぞれ一人で作品を読みました。

まず、私が『狐物語/林芙美子』を朗読。

演出の広田郁世さんがとてもキュートな人形を作ってくださり、
まるで人形劇のようなスタイルとなりました。

こちらは、牛の赤兵衛と狐の六兵衛が会話をしているところです。

ああ、かわいい♪


廣川さんは『高野聖/泉鏡花』を朗読しました。

怖さと妖しさが入り混じった廣川さんの朗読に
会場の皆さんが真剣に耳を傾けているのがわかりました。

***

そして、今回も演出の広田さんをはじめ、
大勢のスタッフの皆さまにお世話になりました。

今回初めて朗読会にいらっしゃった方が
「映像や人形も出てくるなど、あんなに凝っているとは思わなかった。
また、来年も来ます」
とおっしゃっていて、とても嬉しかったです!

そうなのです。
この朗読会はスタッフの皆さんのおかげで
あれだけのことができているのですよー。

あらためて、お越しくださった皆さん、お世話になった皆さん、
本当にありがとうございました。

残念ながら来られなかったという方も
FMとやまでは来月、3部のみ特別番組として放送しますので、
ぜひお聞きください。

特別番組『気まぐれな朗読会2020』

オンエアー:3月22日(日)18時〜

yukikotajima 5:59 pm

「キノベス!」、「ノースライト」

2020年2月19日

今日の本紹介は、キノコレです。
紀伊國屋書店富山店の書店員オススメの本をご紹介します。

今日ご紹介するのは、「キノベス!」です。

「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊を対象に、
紀伊國屋書店で働く全スタッフから公募した推薦コメントをもとに
選考委員の投票で決まった全力でおすすめするベスト30のことです。

面白いのは、スタッフの皆さんのコメントによって順位が決まっているということ。
人気作品ではなく、どれだけ熱い推薦コメントなのかどうかが大事なのです。

ですから「キノベス!」の冊子には、
スタッフの皆さんのコメントがもれなく載っています。
かなり熱いです!
この冊子を読んでいるだけでも楽しい気分になってきます。

それでは、今年の「キノベス!」の結果を発表しましょう。

第1位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディ みかこ』

こちらは、私、田島も去年1位に選んだ作品です。

◎田島の感想は コチラ

書店員の皆さんのコメントは…

・「あいつの事嫌いだったけど、話してみたら意外と良いヤツだった」
という事が子供にも大人にも起こるのが人生ってやつなんだよ、
と教えてもらった気持ちです。

・凝り固まった思考を柔らかくほぐすように、私のスイッチを回してくれた一冊です。

私も大いに共感!


第2位『むかしむかしあるところに、死体がありました。
/青柳碧人(あおやぎ・あいと)』

こちらも去年、ラジオでご紹介しています。

◎田島の感想は コチラ

こちらは富山店の北村菖(あやめ)さんの推薦コメントが選ばれています。

タイトルと表紙からとても気になる一冊。
昔話の非現実さがありながら、
アリバイや殺害方法はしっかり辻褄が合い、読み応えのあるミステリー。
短編で読みやすいので、あまり本を読まない人にもおすすめ。


第3位『ノースライト/横山秀夫』


「半落ち」や「クライマーズ・ハイ」でおなじみの
横山秀夫さんの長編ミステリーです。
私は未読だったので、今回読んでみました。

面白かったです!
400ページ以上ある長編なのですが、
夢中で一気に読んでしまいました。

主人公は、一級建築士の男性です。
「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」
という依頼で建てた家に誰も住んでいないどころか、
そもそも引っ越しをしていないことがわかります。
依頼者との連絡も取れないまま。
一体この家族はどこに消えてしまったのか。

唯一の手掛かりは、その新築の家に残された一脚の古い椅子。

ドイツの建築家、ブルーノ・タウトの椅子ではないか?
と思った彼は、依頼者の行方を探しながら、タウトの椅子についても調べ始めます。

主人公が謎を追う物語かと思いきや、それだけの物語ではありませんでした。
人が人を思うあたたかな人間ドラマでした。

紀伊國屋書店のスタッフの皆さんのコメントも熱いです。

・焦げるような熱さをともなう、生きた人間たちの物語

・こんな小説が読めるなら、何年何十年だって待ちます。


今日は、「キノベス!」の1位〜3位までをご紹介しましたが、
4位以下は、「キノベス!」の公式サイトでご確認ください。

◎『キノベス!』の公式サイトは コチラ

また、店頭には無料の特別小冊子がありますので、ぜひお手に取ってみてください。



***

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種類もサイズも豊富です。
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店内中央イベントコーナーで
今度の土曜日、22日からスタートします。

◎フェアの詳細は コチラ


<紀伊国屋書店富山店>

住所:   富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号:   076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
店休日:  2月26日(水)

HP:   http://www.kinokuniya.co.jp/store/Toyama-Store/

yukikotajima 11:13 am

タイガー理髪店心中

2020年2月12日

2月22日の気まぐれな朗読会まであと10日となりました。

気まぐれな朗読会は、
気ままプランパーソナリティの廣川奈美子さんと
graceの私、田島悠紀子でお届けする朗読会です。

◎気まぐれな朗読会の詳細は コチラ

3部構成で1部は、「令和」の出典『万葉集』を
2部は、ゲストをお迎えして楽しくお届けします。内容はヒミツ!
3部は、廣川さんと私がそれぞれ作品を朗読します。

私が3部で朗読するのは、林芙美子さんの『狐物語』です。

今日のユキコレでご紹介する本は、
林芙美子さんの本ではなく、
林芙美子文学賞を受賞した作品です。

紀伊國屋書店で本を探している時、
本の帯に書かれた「林芙美子文学賞受賞作」を見て、
「読みたい!」と思ってしまったのでした。

その本はこちら。

『タイガー理髪店心中/小暮夕紀子 (朝日新聞出版)』


林芙美子文学賞の選考委員の
井上荒野さん、角田光代さん、川上未映子さんに
絶賛されての受賞だったそうです。

こちらには2つの作品が収録されています。

まず、表題の「タイガー理髪店心中」

こちらは、寂れた町で「タイガー理髪店」を営む老夫婦の物語です。

理髪店にお客様がやってくることは稀で、
理髪師の夫はほぼ毎日、お店の前の椅子に座って町の様子を眺める日々です。

最近、妻が忘れっぽくなったと思っていたら
ある日、発作的に豹変してしまいます。
そんな様子に夫は戸惑います。

のんびりとした雰囲気から一転、後半は緊張感が漂います。
ぜひドキドキしながら本のページをめくってみてください。


もう一つの作品は、「残暑のゆくえ」です。

こちらは、小さな食堂を営む70代の女性のお話です。
彼女の趣味は、幼いころに亡くなった母のことを毎日思い出すこと。

なぜ母はあの日あんなことを言ったのか。
母はあの時、どんな気持ちだったのか。
毎日様々な想像をしては、喜んだり落ち込んだり。

そして、ある日、彼女は過去に母と住んでいた町に行ってみることにします。

こちらのお話もどこかのんびりとしつつも緊張感が漂っています。

いずれも短い作品ですが、あっという間に作品世界に引き込まれます。
そして、絵が見え、音がし、臭いも漂ってきます。

本を読んでいると「私、今、本の中にいる」と思うことがあるのですが、
この本もまさにそうでした。

いずれも短編ですが、読みごたえがありました。


そして2編とも年老いた人々のお話のため「戦争」が出てきました。

令和という新しい時代になり、
これから先、どんどん戦争を知る世代が少なくなっていきます。

戦争がずっと昔の過去の出来事のように思えるけれど、
でも、実はまだずっと苦しんでいる方もいるのですよね。

戦争が人々の心にどんな影響を与えたのか。
この本を読んで胸が締め付けられました。

また、戦争だけでなく、
人には何歳になっても忘れられないことがあるものだなと。

嬉しいことはもちろん、嫌なことや辛いことも。
人から受けた嫌な出来事も。
自分がしてしまったひどいことも。

色々な思いを抱えながら生きていくものなのですよね。

でも、年を重ねることで、
過去には気付けなかったことに
やっと気づいたり理解できたりすることもあります。

長い時間がかかってようやくわかったこと。
あなたにはありますか?

色々なことを考えさせられた2作品でした。
読んで良かった!

***

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電話番号:   076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
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yukikotajima 12:21 pm

島を救ったキッチン

2020年2月5日

この冬はなかなか雪が降らず、今日からやっと冬らしいお天気になりそうですが、
それでも冬がこれだけ暖かいということは
この夏はかなり暑くなるのではないか、と心配になります。

また、台風による被害も出ませんように!と願わずにはいられません。

日本では毎年、各地で台風の被害が出ていますが、
日本だけではなく、今、世界各地で様々な自然災害が起きています。

その中の一つ、カリブ海の島・アメリカ領のプエルトリコは、
2017年9月に史上最大級のハリケーン「マリア」で壊滅的な被害を受けました。

今日ご紹介する本は、いち早く被災地に駆けつけた人気シェフ、
ホセ・アンドレスの災害支援日記です。

『島を救ったキッチン
シェフの災害支援日記 in ハリケーン被災地・プエルトリコ
/ホセ・アンドレス、リチャード・ウルフ
訳:御舩(みふね)由美子【双葉社】』


こちらは、紀伊国屋書店富山店奥野晃英さんのオススメ本です。

まずは、奥野さんの推薦文をご紹介しましょう。

***

2017年、超巨大ハリケーンで壊滅的被害を受けたアメリカ領・プエルトリコ。

−たくさんの人を食べさせること

その言葉を胸に、島民たちが餓えと渇きに苦しむ中で
自ら料理を作りながら、被災地で人命に直結する
「食糧支援網」構築に乗り出した著者が記した災害支援体験記です。

日本でも、神戸、東北の大震災、
昨年の大規模な台風を始めとして
各地でたくさんの自然災害が発生しています。

国は違えども心の何処かで共感し、
もしもの時に「何かできるんじゃないか?」
という勇気を与えてくれる1冊です。

***

シェフのホセ・アンドレスは、アメリカでは超有名人です。
何軒もの高級レストランを経営し、メディアにも登場。
去年はノーベル平和賞にもノミネートされました。

そんな人気シェフのアンドレスは、
2017年、ハリケーン被災地のプエルトリコで様々な問題を解決しながら、
冷たい非常食ではなく「温かい、人の作った食事」をふるまい続け、
最終的には約300万食を支援したのだとか。

災害時に優先すべきは、水と食料。
しかも食事は栄養のある温かいものを提供することをモットーに。

また、地元の経済を活性化するために
食材などは地元の業者から仕入れるようにしていたのだそうです。

彼のもとへはシェフたち協力者が集まってきました。
彼らは「シェフス・フォー・プエルトリコ
(プエルトリコのために立ちあがったシェフたち)」
というグループ名をつけ、SNSでその活動を投稿しました。

実際、支援活動の中で一番大変だったのは、料理を被災者に届けること。
料理を運ぶ人や車が必要なのはもちろん、
現地のラジオ番組での発信も役に立ったようです。

そもそもアンドレスが食糧支援を行うようになったのは、
ハリケーン・マリアが襲来する7年前のこと。
同じカリブ海の別の島、ハイチを襲った大地震がきっかけだったそうです。

最初は、現地の人が普段食べる味付けと違うものを出してしまう
などの失敗もあったのだとか。
例えば、日本に当てはめるなら、食べたことのない海外の味付けのスープよりも
きっとお味噌汁が喜ばれますよね。

アンドレスは、ハイチで学んだことをプエルトリコで生かします。

でも、すべてがスムーズにいったわけではなく、問題は山積みでした。

例えば、誰よりも早く行動に移していたアンドレスに対し、
行政や現地で支援活動を行っていた大きな団体は会議に時間を費やしてばかりで、
協力を要請してもなかなか受け入れてもらえなかったのだとか。

このことをアンドレスは「人災」だと言っています。

被災地には大勢のボランティアがいる一方で、
コネや前例にしばられるお偉いさんたちもいました。

この災害支援日記は約400ページあります。
アンドレスがいかにしてプエルトリコを支援していったのかが事細かに綴られています。
同時に災害時のことも学べます。特に「支援」について。

この本を読んで本当に良かった!
皆さんも是非読んでみてください。



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キノベス2020!
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「キノベス」は、紀伊國屋書店のスタッフが全力でおすすめするベスト30です。

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◎詳細は コチラ


<紀伊国屋書店富山店>

住所:   富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F
電話番号:   076-491-7031
営業時間: 10:00〜20:00
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yukikotajima 12:17 pm

パラサイト 半地下の家族

2020年2月1日

今日、2月1日のネッツカフェドライヴィンのテーマは「ニオイ」です。

2月1日がニオイの語呂合わせから「ニオイの日」ということで、このテーマです。

ニオイと言えば、最近「ニオイ」を感じる映画を見ました。

現在大ヒット上映中の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』です。

カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝き、
アカデミー賞の作品賞にノミネートされている話題作です。

監督はポン・ジュノさん。
『殺人の追憶』や『母なる証明』などでおなじみの監督です。
私もポン・ジュノ監督作品は何本か見ていますが、
どの作品からも圧倒的な熱量を感じます。
また、どう展開していくのかわからないドキドキ感もあるのですが、
今作も予想をはるかに超える衝撃的な作品となっていました。

物語は、半地下の住宅で暮らす全員が失業中という貧しい一家の息子が、
友達から家庭教師の仕事を紹介されるところから始まります。

息子は大学生だと嘘をつき、高台に住む裕福な社長一家で働き始めます。
その後、妹も同じく家庭教師として社長一家で働くようになり、
さらに、父や母もこの社長一家に近づいていきます。

嘘がばれそうでばれない面白さにアハハと笑い、
この先、どう展開していくのかしら?と思っていたら、
まったく想像もしていないストーリーが待っていました。

この続きは…映画館でお楽しみください。

そうそう、この映画からは「ニオイ」が感じられました。
実際はスクリーンの中の出来事だからニオイがするはずはないのだけれど、
でも、漂ってくるのです。
そして、そのニオイから色々なことを感じ、考えさせられるはずです。

ああ、映画を見た人と喋りたい!(笑)

コメディ要素もありながら衝撃の展開もあり、
笑ったり、驚いたり、ドキドキしたり、考えさせられたりと
退屈な瞬間は一切ありませんでした。

いやあ、すごい映画だったわ。

まだご覧になっていない方はぜひ〜。

映画『パラサイト 半地下の家族』の公式サイトは コチラ

yukikotajima 9:19 am