迷路の外には何がある?
2019年5月15日
今日のキノコレ(13時45分頃〜)は
紀伊國屋書店富山店の奥野さんから
『チーズはどこへ消えた?』の続編、
『迷路の外には何がある?〜『チーズはどこへ消えた?』その後の物語〜』
をご紹介いただきます。
◎奥野さんの推薦文は コチラ
『チーズはどこへ消えた?』は、日本で400万部、
全世界では累計2800万部を突破したベストセラーで
ちょうど20年前に発売されました。
当時、お読みになった方もいらっしゃるのでは?
私も読んだ記憶があります。
でも、当時の私にはあまりぴんときませんでした。
きっと本の内容を理解できるほどの経験がなかったのだと思います。
でも、それから20年が経ち、
社会人として仕事をしたり様々な人との関わりがあったりと、
当時と状況が大きく変わった今、あらためて読んでみたらとても面白くて、
この本が全世界でベストセラーになった理由がやっとわかりました。(笑)
そして、このほど発売された20年ぶりの続編がこれまた面白い!
悩みとか不安とか苛立ちとかそういったもののほとんどは、
自分次第でどうにでもなるのかもしれないと、この本を読んで気づかされました。
大人になればなるほど、変化を恐れがちです。
あらゆることにおいて「変わらなくてもいいのなら変わりたくない」と思う方も多いのでは?
でも、心の奥では「変わったほうがいいのかも」と思う気持ちもあったりしませんか?
変わりたいのに変われない理由は何か?
この物語にも同じような人(正確には小人)が登場します。
続編では、消えたチーズを探さずに同じ場所にとどまった主人公の彼が
その後、何を思い、どんな行動を取ったのかが描かれています。
「チーズ」を自分が欲しいものに、
主人公のヘム(名前です)を自らに置き換えて読んでみると
自分の物語になると思います。
でも、読書は苦手なんだよなあ…
という方でも大丈夫!
これらの本は薄いので、あっという間に読めます。
今の自分を変えたいけれど、どう変えていいのかわからないという方は、
まずはこの作品を読んでみてください。
その際、できれば前作の『チーズはどこへ消えた?』を改めて読むことをおすすめします。
ちなみに、続編で私が印象に残った言葉をいくつかあげてみますね。
・あなたは考えを変えることができる。
・あなたが考えを変えても、あなたはあなた。
・役に立たないことは捨て去ろう。
この本に書かれている言葉はシンプルです。
だから、よりダイレクトに心に響くのかもしれません。
そして、さらりと読めるのに、しっかり心に残ります。
ぜひお読みください!