一汁一菜でよいという提案
2017年11月2日
毎日ご飯を作っている皆さんは、
いつも何品作っていますか?
毎日の献立を考えるのは本当に大変ですよね。
でも、「一汁一菜」ならどうですか?
ご飯とお味噌汁と漬物だけ。
それならどうにかなりそうですか?
私は料理を作るのが正直あまり好きではないのですが、
そんな私でもこれならどうにかなります。
というか、すでに実践しているのですが、どうにかなっています。
しかも満足度も高いです!
なぜ私が「一汁一菜」生活を始めたのかというと、この本を読んだから。
『一汁一菜でよいという提案/土井善晴(グラフィック社)』
この本の最初の一行で心をつかまれました。
「この本は、お料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです」
どうですか?
私は、この一行を読んで買いました。
この本の表紙の白は「お米」、文字の緑は「菜」、茶色の帯は「味噌」の色なのだとか。
面白いですね。
著者の土井善晴さんは、テレビ番組「きょうの料理」でもおなじみの料理研究家です。
そんな土井さんが、日本古来の「一汁一菜」を通して
現代日本の食文化の見直しを提言しています。
一汁一菜というのは、ご飯と具沢山の味噌汁と漬物のこと。
お味噌汁の具は、なんでもいいそうです。
それこそ、前の日の残りのから揚げを野菜と煮込んで味噌汁にしてもOKだし、
パンと合わせてもいいのだとか。
なんて自由!
でも、なるべく季節の素材を使うのがいいそうですよ。それもできる限り地元のものを。
この本には、一汁一菜の具体的な実践法をのほか、
家庭料理の役割や食文化の変遷についても書かれています。
この本を読んでよかった!
きっと毎日の献立に悩んでいる方には救いの一冊になると思います。
また、普段料理をしない方にも読んでいただきたいな。
奥さまが料理を作っているのであれば、
奥さまだけじゃなく、ご主人こそ読んでほしい。
知らなければ「なんでおかずが漬物だけなんだ!!」と怒り出しそうですからね。
是非、ご夫婦でお読みください♪
それこそ、これから寒くなる時期は、
具がたっぷり入ったお味噌汁は体もあたたまりそうですね。