ルビンの壺が割れた/朝の余白で人生を変える
2017年9月6日
今日のキノコレでは、
紀伊國屋書店富山店オススメの本を
書店員の奥野さんからご紹介いただきます。
◎奥野さんの紹介文は コチラ
私も読みましたので、軽くご紹介。
2冊あります。
1冊目は、いま紀伊國屋書店富山店で人気の本、
『ルビンの壺が割れた/宿野かほる(新潮社)』
タイトルの『ルビンの壺』は
壺にも見えるし二人の人間の横顔にも見えるトリックアートです。
本の表紙の絵は、タイトル通りその壺が割れてしまった絵ですが、
それでも壺にも人の横顔にも見えますよね?
モノの見方やとらえ方も人によって様々です。
同じものを見ていても同じように見えているとは限らないのですよね。
また、この一枚の絵にも2つの見え方があるように、
人にも色々な面があるのですよね・・・。
な〜んてことを書いていくとネタバレになりそうなので、やめておきます。(笑)
この小説はフェイスブックのメッセンジャーで構成されているので、
本を読むというより人のメールのやりとりを盗み見している気分でした。
***
もう一冊は、『朝の余白で人生を変える/池田千恵(ディスカヴァー)』
・
朝が苦手な私は、著者のように朝4時起きなんて絶対に無理!
と思いながら読んでいましたが、
私のような生活が不規則になりがちな人でも実践できる方法も書かれていました。
これは素晴らしい!と思えたのは、
常にデジタルなつながりがある時代だからこそ
「朝の時間は自分とつながってみませんか?」
という提案。
確かに今の時代、ネットがあることで
良くも悪くもいつでもどこでも誰とでもつながれちゃいますものね。
でも、大切な自分自身と向き合う時間を忘れていたりするのですよね。
池田さんによると、早起きすることで朝に余白がうまれ
その日一日をゆったり穏やかに過ごすことができるのだそうです。
たしかに、朝余裕がある時は一日中穏やかかもなあ。
さすがに朝4時起きは無理だけど
明日からいつもより少しだけ早く起きてみようかな。
朝の過ごし方を変えたいと思っている方は、ぜひこの本を読んでみてね!
また、池田さんのトークショーが、
9月16日(土)の16時から紀伊國屋書店富山店で開催されるそうですので、
お時間のある方は行ってみて下さい。
ちなみに、無料で予約などは必要ないそうです。