よるのばけもの
2016年12月21日
今日のキノコレ(grace内コーナー13:45頃オンエアー)で
紀伊國屋書店富山店の奥野さんにご紹介いただく本は、
『君の膵臓をたべたい』、『また、同じ夢を見ていた』
といった話題作でおなじみの住野よるさんの新作です。
その名も『よるのばけもの』です。
本については是非今日のキノコレを聞いてください。
また、 コチラ でも奥野さんが詳しく紹介されていますので、
是非チェックしてみてね!
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私も『よるのばけもの』を読みましたので、軽く感想を。
主人公は、夜になると化け物になるという男子中学生です。
化け物の彼は、夜の教室でクラスメイトの女子と会い話をするようになります。
でも、わけあって彼女とのコミュニケーションは夜限定なのですが。
本を読みながら、何度も本の世界に入り込んで、
どうにかしてあげられないものかと思いました。
でも、そんなおせっかいをしなくて本当によかった。
(まあ、そもそも本の世界に入って
勝手に物語を変えることなんてできませんが。笑)
この物語では、中学生たちが
自分の言動に対して毎回正解かどうか気にしています。
こっちの答えで合ってる…?
と周りの目を気にしながら。
面白くないのに笑って、
興味もないのに話題についていくためにドラマを見てと、
自分の心と反対のことを言ったりしたりしてばかりです。
そんな中学生たちの毎日が綴られています。
10代の頃は本当の自分っていったいどんな自分なんだろう?
と誰もが一度は考えたことがあるんじゃないかしら?
この本に出てくる中学生も同じことで悩みます。
悩みぬいた結果出した答えは…
この続きは本を読んでたしかめてください。
そうそう!
『よるのばけもの』は、最後のページまでしっかり読んでくださいね。
ラスト1ページを決して忘れることのないよう。
この本、いずれアニメ映画化されそうな予感がするなあ。
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今日のキノコレでは、
紀伊國屋書店富山店の2016年の売上ランキング
もご紹介します!
私、田島の2016年ランキングは、
来週28日(水)のユキコレでご紹介しますので、
どうぞお楽しみに〜♪