君の膵臓をたべたい
2015年7月1日
紀伊國屋書店富山店店長の小作さんから、
ラジオで是非紹介したい本があるんです!
と電話で興奮気味に連絡を頂き、
本のタイトルを聞いた瞬間、思わず
「その本は、猟奇的な内容のものですか?」
と言ってしまいました。
だってタイトルが、
『君の膵臓をたべたい』
ですよ。
どんな話よ?って思っちゃいますよね。
しかも、店長は「この本は、湊かなえの『告白』の時のように話題になると思います!」
とおっしゃるものだから、ますますそちらよりのお話かと思ってしまったのですが、
店長から「とりあえず読んでみて下さい」とすすめられたので、読んでみました。
本を手に取り、私が感じていた印象がくずれました。
桜の木の下にいる若い男女二人のイラスト。
全然猟奇的な雰囲気じゃない!
おそるおそる本のページをめくっていきました。
高校生の男女の物語でした。
本について詳しくは、店長が コチラ でご紹介していますので、
ぜひお読みください!
今日のキノコレ(grace内コーナー 13時45分ごろオンエアー)
でもご紹介しますので、ラジオも聴いてね♪
***
私も読みましたので、軽く感想を。
タイトルを聴いた瞬間、私のように、
猟奇的な内容か?と思ってしまう方もいるかもしれないけれど、
そうではありません。
ある高校生の男女二人の日常が男子目線で描かれています。
彼女との出会いが彼を変えていくのですが、
もともと淡々としている男子だからこそ、
その変化がわかりやすく、胸に迫ってくるものがありました。
本の帯には、大きく「涙する」と書かれていました。
私は最初から泣かせるための本はあまり好きではなく、
絶対に私は泣かない!と思って本を読んでみたものの…
そんな決意はどこへやら。
涙でぐしゃぐしゃでした。(笑)
この本を家で読んで正解でした。
もし、カフェなんかで読んでいたら、
私、間違いなく、店員さんに声をかけられるレベルだったと思います。
今日も富山は雨ですね。
雨の日の夜にでも、じっくり読んでみては?
高校生のお話ですが、大人の方こそぜひ!
そうそう、この本は、セカチューこと『世界の中心で、愛をさけぶ』
に続く話題作!などとも言われ、
『君の膵臓を食べたい』だから「キミスイ」などと略されているようです。
キミスイ、いずれ、映画化される気がしてなりません。
配役は誰がいいかなあ。
なんて考える時間も楽しい。