ラプラスの魔女、アリスの謎解き
2015年6月3日
今日のキノコレは、紀伊國屋書店富山店 奥野晃英さん
に、2冊の本をご紹介いただきます。
まずは、奥野さんの推薦文をお読みください。
★ 推薦文は コチラ
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私もいずれの本も読みましたので、軽く感想を。
まず、東野圭吾さんの新作『ラプラスの魔女』。
この本の中には、あるブログが登場するのですが、
今の時代、こういうブログが多そうだなあと思いました。
どんなブログか気になる方は、是非本を読んでみて下さい。
それにしても、人の本性を見抜くのって難しいものですね。
私の周りの人を見てみると、
基本的には純粋でいい人が多いなあと思うのだけど、
中には、人を傷つけても心が痛むどころか、
自分のプライドが保たれることに喜びを感じている人も
たしかにいるなあと。
人と会話をするとき、できればそのままその人の言葉を信じたいと思うけれど、
信じちゃいけない人もいるのですよね。
その見極め、私にできるかなあ。
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『アリスとキャロルのパズルランド 不思議の国の謎解きブック』
『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルは、数学者でもあったそうで、
まるで算数の問題集のようでもありました。
この本は、装丁だけを見ると、まるでお子さんの絵本のように見えますが、
私には、結構難しかったです。
どうしても正解したくてムキになって考えてしまいましたもの。
でも、童心にかえれて楽しかったです。
装丁が辞書や図鑑のようにしっかりしていますので、
文字の読めないお子さんは絵本として楽しんでいただけるでしょうし、
大人の方も、いい気分転換になるのでは?
私は思う存分楽しめました!