フランス人は10着しか服を持たない
2015年2月11日
今日のユキコレ(grace内13時45頃オンエアー)でご紹介する本は、
アメリカでベストセラーになった
『フランス人は10着しか服を持たない
〜パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣〜
/ジェニファー・L・スコット/神崎 朗子【訳】』
という本です。
日本では、去年秋に発売されたのですが、
すでに30万部を突破し、日本でもベストセラーとなっています。
私も本屋さんに行くたび気になっていました。
この本は、典型的なカリフォルニアガールだった著者が、
ホームステイ先のフランスのマダムから学んだことが書かれています。
著者は、大学時代にフランスの貴族の家にホームステイするのですが、
その家を取り仕切るマダム・シックから、
フランス流の生活の楽しみ方を学びます。
フランスに行く前は、
だらだらと間食をしたり、無駄なものを買ったり、
普段はビーチサンダルで過ごしたり、
きちんとしたパジャマは持っていなかったりするような女の子でしたが、
フランスに行ってからは、がらりと生活スタイルが変わります。
間食をしなくなり、
いらない服は捨て、無駄なものは買わないどころか、
無駄な時間(テレビをだらだら見る、芸能雑誌を読む)も減ります。
また、きちんとしたパジャマも買います。
彼女はなぜそんなに急に変われたのか?
マダムからあれこれダメ出しをされたわけではありません。
(ゼロではありませんが)
フランスではこうなの。だからこうしなさい!
と頭ごなしに言われたら、きっとカチンときて、
フランスなんか嫌い!となりそうですが、
マダムはそんな言い方はしません。
嫌味も言いません。
おかしいと思ったことを正直におかしいと言うだけです。
ですから素直に耳に届きますし、
たいていはマダムの言っていることが正しいのです。
それに、マダムの丁寧なライフスタイルを見ていると、
適当でいる自分が恥ずかしくなってきます。
この本は、そんな著者の心のうちが正直に書かれています。
そして、それは読者である私自身の気持ちと重なり、
私もちゃんとしようと素直に思えてきます。
そう。この本はとても素直に読めます。
そして、早速実践してみようという気持ちになれます。
そうそう。
本のタイトルの
「フランス人は10着しか服を持たない」
とはどういうこと?って思いますよね?
そのことについてももちろん書かれています。
本当に10着しか持たないんですって。
イケてない服は一着も持たないそうですよ。
その理由が気になる方は、ぜひ本を読んで確かめてね♪
私は、職業柄、服を10着にしぼることはちょっと無理そうですが、
でも、できることから実践していきたいな、と。
以前、ラジオでもお話しましたが、
私、田島の今年のテーマは、「無駄を減らす」なのです。
まさに今の私にぴったりの本でした。
無駄を減らすことで、
大切なもの、似合うもの、必要なものを
この1年でみつけていきたいな。
ちなみに、この本を読んで私がいいなあと思ったことを
いくつかピックアップしてみますね。
・味わうことに集中する
・褒められても謙遜しない
・持っているものに満足する
・五感をフルに生かす
・情熱的に生きる