あけましておめでとうございます。
今年もたくさんの本の紹介をしていきますので、よろしくお願いします。
さて、いよいよ約2か月後、北陸新幹線が開業します。
先日、群馬に帰った時に、北陸新幹線のテレビCMを拝見しましたが、
客観的に見ながら、お、北陸行ってみたいなあ、と思いました。
北陸、いいところですね。(笑)
自然豊かでのんびりしていて、ほっとできそうな感じがしました。
東京に住む友人知人からも、
最近、「富山フェア」をよく見かけると連絡がきます。
東京をはじめ、関東の皆さんが、
じわじわ「北陸」に興味を持ち始めていることを実感しています。
県外の皆さんが北陸に注目をしはじめている今、
富山の皆さんもあらためて、
富山のことを勉強してみてはいかがでしょうか。
今日ご紹介する本は、富山に関連する3冊です。
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まず1冊目は、こちら。
『意外と知らない富山県の歴史を読み解く!
富山「地理・地名・地図」の謎/実業之日本社・編』
こちらは、実業之日本社による富山の雑学本です。
たとえば、
*“赤いきつね”と“緑のたぬき”の東日本版と西日本版の両方が販売されている
* 他県の人は絶対読めない?“総曲輪”
などが、わかりやすい文章でつづられています。
赤いきつねの食べ比べが、富山では簡単にできちゃうのですね。
全く意識したことがありませんでした!
総曲輪は、そうきょくりんと読みたくなりますよね。
私も富山に来たばかりの頃、
何度も「そうがわ」「そうがわ」と言いながら覚えました。
この本では、富山県の地理や地名、地図に隠された意外な歴史が紹介されています。
「そうそう」と思うだけではなく、
「へえ」と初めて知る富山雑学もあるかもしれませんよ〜。
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2冊目も富山の雑学本です。
『富山ふしぎ探訪/富山新聞社』
こちらは、地元の新聞社、富山新聞社が出した本です。
先ほどの本とかぶる内容もありますが、
こちらにしか載っていない富山ネタもたくさんあります。
たとえば、
*最強怪獣キングギドラは黒部ダムに隕石で飛来した
*越中に幕府があった。ただし6年間だけ
といった富山のうんちく話が、なんと80も載っています。
しかも本のタイトルに「探訪」とあるとおり、
現地を訪れるのに便利な地図もついているので、
本を読んで「へえ」で終わらずに、現地に行きたくなります。
あなたもこの本を片手にこの1年、富山を旅してみては?
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3冊目は、富山出身の作家、山内マリコさんの小説です。
FMとやまの番組でもおなじみの山内さんの新作、
『パリ行ったことないの/CCCメディアハウス』
です。
この小説には、パリに行ったことのない女性たちが登場します。
彼女たちは、住むところも年齢も立場もバラバラです。
そんな彼女たちが、パリ行きを決め…。
というお話なのですが、
山内さん自身がパリに行ったことが無かったそうで、
そのことが物語を書くきっかけになったそうです。
10人の女性が登場するのですが、
まるで山内さんの物語でもあるようで、
でも、私とちょっと似たタイプの人がでてきたり、
友人や知人女性の顔がちらついたりしました。
きっと女性の方なら、
自分を登場人物の誰かと重ねながら読んでしまうのではないかしら。
山内さんにこの本をどんな方に読んでもらいたいか聞いたころ、
このようなメッセージを頂きました。
『お正月に毎年海外旅行に行くなんて、遠い世界の話だわ、
パリなんてとてもじゃないけど行けないわ、
そう思っている人にこそ、読んでもらいたい。
忙しい合間にさっと読んで、ふわっといい気分になって、
日々の疲れが吹き飛んだら、こんなにうれしいことはありません。
ぜひ楽しんで読んでくださいね!』
このお正月は、特にどこかに出かけたわけでもなく、
だらだらっと過ごしていたら、お正月休みが終わって、
気付いたら、いつもの日常の中にいた、
という方もいらっしゃるのでは?
そんな方は、是非この本を読んでみて下さい。
きっと本を開いた瞬間から日常と離れることができると思います。
私、いつも、読書は旅だなあって思うのです。
ここではないどこかに一瞬で連れて行ってくれるのが、本です。
是非、読書という名の旅にあなたもおでかけになってみては?
私も今年もたくさんの本の旅に出ようと思います!
今年も熱い本紹介をたくさんしてまりいますので、
よかったらお付き合いくださいませ。
そして、皆さんも本、読んでくださいね。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。