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2013年の田島のおすすめ本

2013年12月25日

今日のユキコレが、今年ご紹介する本コーナーのラストですので、
合わせて今年2013年に私が読んだ本の中からのオススメもご紹介しますね。

今日までに読んだ本の数は、72冊でした。

目標は無理せず1週間に1冊以上なので、目標達成です♪

でも、来年は100冊読めたらいいなあ。

72冊の中から、皆さんに読んでいただきたいと思う本をピックアップしてみました。

本のタイトルをクリックしていただくと、
過去の私の感想を読むことができます。


 『海賊とよばれた男 上・下/百田尚樹(講談社)』

この本は、本屋大賞も受賞した話題作ですので、
お読みになった方も多かったのでは?
この本は、やはり外せないかと。

同じく百田さんの小説 『夢を売る男』 もいいですよー。
『海賊〜』とは全く異なるタイプの本でびっくりされるかも。笑

最初は、イライラしながら読んでいたのですが、
最後の1ページに泣かされました。
こんな演出、ずるいよ…とその一瞬でさらに百田さんが好きになりました。


 『桜ほうさら/宮部みゆき(PHP)』

言葉のリズムの気持ちいい作品でした。
年内というより、年明けに読むのがいいかも。
できれば、年明けから桜が咲くまでの間に読むとより楽しめると思います。


 『ジヴェルニーの食卓/原田マハ(集英社)』 

こちらは、「読む美術館」です。
私は絵画をはじめアートには疎いですが、
原田さんのアート小説を読むたび、アートが好きになっていきます。
家にいながらアート鑑賞、あなたもいかが?


 『世界地図の下書き/朝井リョウ(集英社)』

涙が止まらなくなった作品。
あたたかな一冊です。
小学生が主人公なので、とても読みやすいです。
本が苦手な方にもおすすめ!


 『昼田とハッコウ/山崎ナオコーラ(講談社)』

いずれドラマ化か映画化されそうな質感の物語でした。
ふわりと物語の中に入っていけるようなゆるさが好き♪


 『さようなら、オレンジ/岩城(いわき)けい(筑摩書房)』

正直で誠実な物語でした。
選ばれた言葉たちも美しく、
ほんとうにいい作品でした。

年のはじめにぴったりの1冊です。
2013年の最初の1冊にいかが?


ということで、6冊、いや、百田さんは2冊あるから、7冊の本をご紹介しました。

でも、もちろん、それ以外の本も面白いものはたくさんありましたよ!

そのほかの本については、
このブログの 「本」のカテゴリー をクリックしていただくと、お読みいただけます。

 参考までに、2012年のオススメ本まとめは コチラ です。

こちらも素敵な作品が並んでいますので、未読のものがありましたら是非どうぞ。

yukikotajima 11:34 am

おとこのるつぼ

メリークリスマス♪

クリスマスの今日のユキコレ(grace内13時45頃オンエアー)でご紹介するのは、

群ようこ(むれ・ようこ)さんの

『おとこのるつぼ(新潮社)』

というエッセイです。


いらっとくる男性たちの言動について綴った本です。

クリスマスとは、まったく関係ないです・・・。

群さんをイラつかせてきた男たちが次々に出てきます。


例えば。

・お喋りな男

・むやみにプライドが高い男

・ケチな男

・やたら口説く男

・怒鳴る男

・「女はバカ」と言い切る男

たちです。


どうでしょう?女性の皆さん。

あなたの周りにもこんな男性いませんか?


私も本を読みながら、

わかるー!
いるいるこんな人!

口の軽いお喋り男に、
機嫌が悪くなるとすぐに怒鳴る男、
それから、プライド高すぎる男も!

と共感しまくりでした。

つまりは、群さんと一緒に腹を立てて続けたわけです。(笑)

でも、怒りだけで終わったわけではありません。

群さん節によって最後はあははと笑えました。
だから、気持ちよく読めました。

この一年、ご主人に上司に彼氏に同僚、偶然出会った男性など、
世の男性たちからストレスを受けた女性の皆さん、
是非読んでみて下さい。

きっと一年分のストレスが発散できると思います。(笑)

やはり年末は、お部屋の大掃除だけでなく、
心のデトックスもしておかなきゃね!


ここまでブログを読んできた男性の皆さんは、

「はあ??女だってむかつくし!」と鼻息荒くなっているか、

「いやいや俺はそんな嫌な男じゃないよ」
と他人事のように感じているかのどちらかでしょうか?


そういえば、本の帯にはこう書かれていました。

“「俺だけは違う」と思ってる人が一番やばい”

と…(笑)


うふふ。

あああ、男性の皆さん、怒らないで〜!

もちろん、素敵な男性も大勢いることはわかっていますから。

この本にも嫌な男性だけでなく素敵な男性も登場します。

ですから、男性の方もぜひ読んでみて下さい。


私が思うに、女性から嫌だと思われる男性は、
男性からも同じように思われているように思うのです。

それに、この本には嫌な女性も登場します。

そこはさすがに笑えず、もしやこれ私かも…と。

ほんと人のことを笑ってばかりじゃだめですね。

自分だって、笑われるようなことや叱られるようなことをたくさんしているな、
と思った瞬間、ダメ男たちがかわいく思えてきました。(笑)

いま、女友達からよく言われている一言が頭に浮かびました。

「ゆきのその中途半端な優しさがダメ!!」

と。(笑)

それにしてもこの本は、
怒って笑って反省してと、
本当によく心が動きました。

たとえば、そうねえ。

気持ちいいマッサージって、痛いのだけど、終わった後はすっきりしていません?
この本もそんな感じです。
もみほぐされ、気持ちよくデットクスできると思います。

怒って、笑って、反省して、今年を締めくくり、
来年は笑顔いっぱいで過ごしていきましょう!


ちなみに。

『おんなのるつぼ』という作品もあるそうです。

こちらは、きっと『おとこのるつぼ』以上にこわそうだ。

なぜって、同性は同性に厳しいからねー。

こわいけれど、この本も読んでみようかな。

『おとこのるつぼ』は、先日出たばかりですが、
『おんなのるつぼ』は、すでに文庫化されているようです。

あわせてどうぞ。

yukikotajima 9:00 am